あと少しのところで100が切れない、
「100の壁」を乗り越えられない、
という人も多いと思います。
最終ホール、ダボで100切り、
なのにOBを叩いて100が切れなかった。
という経験を何度もしている、
という人も多いのではないでしょうか。
100の壁が見えたところで大たたきをする、
という人は、普段からボギー狙いのゴルフが
できていない、ということが考えられます。
こちらの記事にもあるように、
100切りはできることさえきっちりできれば
あっさり達成できるものです。
ここでは、100切りの壁を乗り越えるための
チェックポイントについてまとめてみました。
完璧を求めない
100を切るためには
平均してボギーがダブルボギーで上がれば達成できます。
必ずしもパーオンを狙う必要はない訳です。
そのためには、完璧なショットは必要ありません。
例えば、
スライスして170ヤードくらいしか飛ばなくても大丈夫です。
大切なのは、
悪いショットでも落ち込まないことです。
ティーショットで飛ばなくても切り替えて、
どうやって3打目か4打目でグリーンオンさせるか
冷静になって考えればいいのです。
すべてのショットは、
50パーセントくらいの満足度で十分です。
完璧を求めると、
肩に力が入ったり、
うまくいかないと落ち込んで
スコアを崩したりします。
でも、当たりが悪くてもOBでなければOK
と思っていると肩の力が抜けてきます。
このように、自分の中の許容範囲を広く持つことが大切です。
成功率の高いショットを選択する
100切りに限らず、
スコアアップのためには
最も成功率の高いショットを選択することが大切です。
プロゴルファーも難しいショットをしているように見えますが、
常に成功率70パーセント以上の自信のあるショットをしているそうです。
我々もそこまで自信の持てるショットはないかもしれませんが、
できる限り自信の持てるショットを選択することが大切です。
例えば、
- ドライバーが当たらないときは、フェアウェイウッドでティーショットしてみる。
- 40ヤードくらいのアプローチが苦手ならあえて80ヤードくらい残してみる。
- ウェッジのアプローチが苦手ならパターや9番アイアンより大きなクラブで転がす。
など、もちろん練習していなければうまくいきませんが、
うまくいかないときはクラブや打ち方を変えてみるとうまくいくかもしれません。
- ティーショットはドライバー
- 届きそうな距離はグリーンを狙う
- アプローチはウェッジを使う
といった、固定観念を捨てて
- ティーショットはクリークで打ってみる
- 届きそうだけどあえて刻んでみる
- アプローチはグリーン手前から転がしてみる
というように、打ち方やクラブ選択を変えてみると、
意外とスコアアップにつながるかもしれませんよ。
同じミスをしない
毎回同じようなミスを繰り返していませんか?
例えば、
左右にOBのある狭いホールで
ティーショットドライバーを使いOB、
グリーンに届きそうで届かない距離で、
無理に届かせようとしてトラブル、
など、結果的に距離を刻めば
ボギーが取れたかもしれません。
ドライバーやフェアウェイウッドを使って
ミスした時どんなトラブルがあるか
打つ前に考えてみましょう。
パターやアプローチで失敗をする人は、
同じ失敗しないように工夫して
練習するようにしましょう。
ラウンドを想定して練習する
本番で力を出せない人に、
ラウンド中を想定した練習をおすすめします。
例えば、あなたがいつもラウンドしているコースを思い出してみてください。
1番ホールは左側OBで右は斜面になっているとします。
練習場でも同じコースを想定して、
ティーショットを打ってみるのです。
「左は行きたくないから安全に右に打とう」
とか
「斜面に行くとセカンドショットが難しくなる」
とか
色々なことを考えながらショットすると思います。
あれこれ考えながらショットすると
どんなショットになりますか?
「絶対OBしたくない」
と思いながらのショットは
どんなショットになりますか?
何も意識せずに打つショットとは
明らかに違いが出るはずです。
いつもの練習場のショットは
なかなか打てないと思います。
同じようにセカンドショットもサードショットも
想定したポジションから打ってみてください。
あなたのコースでのショットに
近いショットが出ると思います。
そして、いつものコースをイメージしながら練習することで
ラウンド時のショットもよくなるはずです。
スコアのことは考えない
なかなか100切りできない人は、
スコアを意識し過ぎているのかもしれません。
確かに、スコアのことを考え過ぎてしまう気持ちもわかります。
でも、スコアに気を取られると、
あなたのプレーがおろそかになってしまいます。
例えば、まっすぐ飛ばそうとするほど、
ボールに当てにいって曲がります。
グリーンに乗せようとすると
頭が上がってダフリます。
パターを入れようとするほど
カップが気になって外してしまいます。
無難に打とうとすると
クラブを振ることを忘れてしまいます。
100が切れそうになっても、
いつもの気持ちで打つことが大切です。
もし、どうしても意識してしまう人は、
スコアを計算しないことをおすすめします。
100切りを意識し過ぎてショットが乱れる人には
いい方法だと思います。
まとめ
100切りの壁を乗り越えるには、
あなたのできることをラウンド中にも
きっちりやることが大切です。
あなたにできないことはラウンド中にもできないです。
なので、無理にグリーンに届かせようとしたり、
ドライバーで狭いところに
コントロールしようとすることはやめましょう。
結果的に短いクラブで刻んだ方が
いいスコアで上がる確率が高いです。
また、ラウンド時に実力が出せない人は、
練習場でラウンド時のショットを
想定して練習することをおすすめします。
何となく練習するより、
プレッシャーの中で練習した方が
実践に強くなります。
100切りも近づきますよ!