ベタ足スイングは一流ゴルファーに多い?メリットを考えてみた

ゴルフアウトサイドイン 技術編
スポンサーリンク

ベタ足スイングとは、
両足の裏を完全に地面に付けたまま
スイングする打ち方のことです。

韓国の女子プロがベタ足スイングをして、
好成績をあげていることから、
ひそかに注目されているスイングです。


ベタ足スイングと言えば、
古いところでは青木功会長が有名でした。

4大ツアーをすべて優勝したり、
全米オープンで2位になったり
輝かしい成績を残していますよね。

最近では世界ランキング1位の
ローリー・マキロイもベタ足スイングのように見えます。

スローを見ると右足が上がるのは、
ボールを打った後
ということがわかると思います。

他のプロのスイングを見ても、
ここまで見事にベタ足にはなっていません。

プロの中でも、
ダウンスイングで右足の裏が上がる選手はたくさんいるのです。

私には、一流選手にはベタ足スイングが多い、
というように思えます。

実際、私も調子が悪いと、
ベタ足スイングで練習することがあります。

ベタ足スイングをすることで、
ショットが安定するようになります。

実際、ベタ足スイングのメリットは何なのでしょうか?

この記事では、ベタ足スイングのメリット、デメリット、
実践するための練習方法などについて
私なりの見解をお話ししたいと思います。

ベタ足で悪い癖を修正できる

ベタ足スイングのメリットは、
悪い癖を修正できることだと思います。

プロが調子を崩したとき、
ベタ足スイングで練習して修正する、
という話を聞いたことがあります。

例えば、ダウンスイングで右足のかかとが上がると
すくい打ちになったりします。

体の開きが早くなったり、
当てにいくスイングも、
右足の裏のかかとが上がることが関係しています。

右足のかかとが上がることで
ボールコントロールが難しくなるのです。

そんな、スイングの悪い癖を修正できるのが
ベタ足スイングのメリットといえます。

腕が振れないと打てない

ベタ足スイングは、
体の回転を使った打ち方ができません。

体を最後まで回転させると
どうしても右足がめくれ上がります。

なので、体の回転を抑えて、
腕だけでスイングする意識でないとできません。

実際、腕の振りが甘くなると、
ボールコントロールが難しくなったり、
飛距離が落ちてきます。

青木功さんの本の中にも
「積極的に腕を振ってスイングする」
という言葉が書かれていました。

プロ野球のピッチャーも、
腕が振れなくなるとコントロールが悪くなったり
スピードが落ちたりするそうです。

しっかり腕が振れているスイングを作るためにも、
ベタ足スイングは有効な練習方法になるのです。

スポンサーリンク

ベタ足で打てば傾斜からでもミートしやすい

ベタ足スイングは、
傾斜からのショットで有効です。

ベタ足にすることで
体の上下動を抑えることができるので
ミートしやすくなるのです。

また、右足を上げずに打つので、
すくい打ちを防ぐことができて
ダフりにくくなります。

実際、つま先下がりのきついライからは、
完全にベタ足にして腕の振りだけで打たないと
打てないと思います。

100がなかなか切れない人などは、
フェアウェイやラフから
ベタ足で腕の振りだけのスイングで打てば、
格段にショットがよくなるかもしれません。

スポンサーリンク

ベタ足は腕を振らないと打てない

以上のことから、ベタ足スイングをすると、
ショットのミート率や精度がよくなることがおわかり頂けると思います。

そんなに素晴らしいスイングなのに、
プロゴルファーの中でも
イマイチ浸透していないように思います。

実践すれば、マキロイや申ジエのような
キレキレのアイアンショットができるかもしれません。

なぜ、浸透していないのかというと、
腕を振らないとコントロールできないからだと私は思います。

ベタ足スイングは体の動きが制限されている分
腕を振らないとうまく打てません。

クラブヘッドの重さを利用して、
腕を振るスイングをしないと
うまく飛ばないのです。

そのため、実戦ではなかなか使いにくい、
というデメリットがあります。

例えば、まっすぐ打ちたい、
と思うとどうしても手で合わせるようなスイングになりがちです。

すると腕が振れなくなってしまいます。

腕が振れないと、
体を回転させてまっすぐ飛ばそうとする訳です。

ハーフスイングなら体が回転しても、
ベタ足で打てますが、
フルスイングだと難しいです。

プレッシャーのかかったときに、
腕を振れなくなることが
浸透していない理由だと思います。

スポンサーリンク

積極的に腕を振る

もし、ベタ足スイングを実践するなら、
積極的に腕を振ることが大切です。

両足で地面をつかむようにアドレスして、
ベタ足のまま腕だけを振ることです。

体重が右足に残っても、
体を使わず正面を向いたまま、
腕だけを振るイメージで打ちます。

最初は、飛ばなくても、まっすぐ行かなくても、
大袈裟にすることが大切です。

腕だけを振ることでクラブが体を追い越して、
クラブフェースがターンするようになります。

ベタ足のままビュンビュン素振りする

ベタ足の練習方法として、
ベタ足のまま連続的に素振りをする
という方法があります。

ベタ足のまま腕を振る、
という感覚をつかむのにとても良い練習です。

具体的には、
アドレスして、両足ベタ足のまま、
ひたすら左右に素振りをすることです。

音が出るくらいビュンビュン振ります。

10回くらい連続素振りしたら、
実際にボールを打ってみてください。

素振りをすることで、
ボールに当てにいくという意識が薄れると思います。

まとめ

ベタ足のスイングを身につけることで、
スイングの悪い癖が無くなり
ショットのコントロールが良くなります。

右足がめくれ上がらないようにすることで、
すくい打ちや当てにいくスイングも矯正できるからです。

しかし、ベタ足は腕をしっかり振らないと
うまくコントロールできません。

プレッシャーのかかる場面で腕を振れないと、
ミスショットの原因になります。

プロゴルファーの多くが使っていない原因は、
そこにあると思います。

ベタ足のスイングを実践するには、
とにかく腕を振ることです。

体を正面に向けたまま、
腕の振りだけでボールを打つ練習をしましょう。

傾斜からのショットでも
ミート率が上がるので
スコアアップにつながると思います。

タイトルとURLをコピーしました