ルール違反のパターの打ち方!実は上達のヒントが詰まっている件

パタールール 技術編
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パターの打ち方には、
型がないと言われています。

どんな打ち方でも、
まっすぐ転がればOKということです。


しかし、
そんなパターの打ち方にも、
禁止されている打ち方があります。

打ち方は自由なはずなのに、
禁止されているというのは
どういうことでしょうか?

サッカーでいえば、
オフサイドのようなものです。

オフサイドとは、
相手のディフェンスの後ろの選手に、
パスを出す行為です。

ディフェンスの後ろにパスを通せば、
キーパーと1対1になります。

キーパーと1対1になれば、
そりゃゴールできるよね、
というプレーです。

禁止されているパターの打ち方も、
そんな打ち方をすれば、
そりゃまっすぐ転がるよね、
という打ち方なのです。

裏を返せば、その打ち方は、
入りやすい打ち方ということです。

サッカーでも、
パスを出すギリギリのタイミングで
ディフェンスの裏に走ってパスをもらう、
という戦略があります。

オフサイドにならなければ、
キーパーと1対1の状況になり、
ゴールしやすくなります。

それと同じように、
なぜ禁止されているかを理解して、
その打ち方を
ルール適合するように応用すれば、
パター上達のヒントになるはずです。

この記事では、
ルールで禁止されている
パターの打ち方を応用して、
パター上達させる方法について
まとめてみました。

アンカリング

アンカリングとは、
クラブの一部を
体に固定して打つことです。

長尺パターを使っている選手が、
胸にグリップエンドを
固定して打つスタイル。

これが、2016年より、禁止になりました。

正式には、
クラブの一部を
体のどこかに固定してはいけない。
というルールです。

クラブは手だけで持って
打たなければいけないのです。

このパターのアンカリングは、
真っすぐ転がるため
ルール違反になっています。

グリップエンドを胸に固定して、
パターを振り子のように使えば、
真っすぐ転がりやすいのです。

裏を返せば、
グリップエンドを固定して、
パターを振り子のように使えば、
真っすぐ転がりやすくなる、
ということです。

グリップエンドは、
体の一部に触れていなければ、
同じような打ち方はできます。

例えば、左手は動かさないで、
右手を使ってスイングする、
という打ち方です。

オリエンタルマジックと言われた
青木功会長のパターの打ち方も、
左手はあまり動かさず、
右手を使って打っています。

こちらがその動画です。

当時は、なぜあんなスタイルで、
パターが入るのが、
PGAの選手が首をかしげていたようです。

でも、実は、
理にかなった打ち方だったんですね。

パターを地面と平行に動かすと、
一見まっすぐ転がせそうですが、
実際は違います。

平行に動かすと、
パターのヘッドが遅れるため、
フォローが取りにくい。

パターの振り遅れが起こり、
わずかでも右に転がります。

真っすぐ転がそうとすればするほど、
フォローが出なくなって
真っすぐ転がらなくなります。

グリップエンドを固定して、
パターを振り子のように使えば、
転がりが良くなります。

試しに、左手でグリップエンドを持ち、
左手の位置を固定して、
右手だけ動かして打ってみてください。

それが、長尺パターを打つ要領です。

その方が、
ボールに力が伝わり、
転がりが良くなるはずです。

フォローが取れるので、
意外と方向性もいいです。

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自分のライン上にアドレスする

パターの時、
自分のラインの上にアドレスして打つのは、
ルール違反になります。

それは、どんな打ち方かというと、

タイガーウッズと並んで、
ツアー82勝の記録を持っている、
サムスニードという選手の考えた
バッティングスタイルです。

こんな打ち方です。

面白い打ち方ですね。

この打ち方で、
なぜ入りやすいかというと、
パターのラインを見ながら打てるからです。

パターのライン通りにアドレスするのは、
簡単そうで難しいです。

ラインを確認して、
アドレスすると、
ズレていることの方が多いです。

しかし、サムスニードの打ち方なら、
フェースをラインに合わせたら、
そのまま打てる。

アドレスのズレがなくなるのです。

それだけ、アドレスの向きは大切です。

このバッティングスタイルは、
今では真似することはできません。

真似したらルール違反です。

でも、目標に
まっすぐアドレスすることは大切です。

あなたがまっすぐアドレスするために、
便利なパターがあります。

それは、
ブラッドラインというパターです。


このパターは、
手を離しても自立する、
という優れものです。

なので、ラインを読みながら、
フェースを目標に合わせ、
その向きでアドレスに入ることができます。

このパターは、
ルール適合なので、
実戦でも使うことができます。

練習で使ってみて、
自分のアドレスとのギャップがある
ということを知ることもできます。

興味のある人は試してみてください。

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テークバックなしで打つ

パタールール

パターを打つ時、
バックスイングせず、
押すように打つことはルール違反です。

テークバックを取らないことで、
フェースの向いた方向に
転がすことができるからです。

テークバックを取ることで、
フェースの向きがブレやすい
ため、
テークバック無しの方が
まっすぐ転がしやすいのです。

裏を返せば、テークバックは、
なるべく小さくした方が、
フェースがブレにくいということです。

テークバックが必要以上に大きいと、
インパクトで緩んだり、
フェースの向きが変わりやすくなります。

なので、テークバックは、
必要最低限の大きさにした方が、
入りやすいです。

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まとめ

この記事では、
ルール違反のパターの打ち方が、
実は上達のヒントが詰まっている、
ということについてお伝えしました。

  • アンカリング
  • 自分のライン上にアドレスする
  • テークバックなしで打つ

これらはルール違反の打ち方です。

しかし、裏を返せば、
入りやすいからルール違反になるのです。

これらをちょっと変えて

  • 左手でグリップエンドを固定して、右手で打つ。
  • 自立するパターを使う
  • テークバックを小さくして打つ

このように、打ち方を工夫することで、
パターがうまくなるかもしれません。

パターが上手くいかない人は、
試してみてください。

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