ゴルフで100切りできないゴルファーは、
全体の70%といわれています。
100切りができない原因の一つとして、
セカンドショット以降で
スコアを崩してしまう、
ということが挙げられます。
例えば、
- スプーンで距離を出そうとしてOBになる
- 飛ばそうとしてチョロになる
- ラフやバンカーから上手く打てない
などなど、
100切りできない人アルアルですね。
100切りをしたいなら、
これらのショットは、
できるだけ減らしたい!
飛ばなくても、
確実に150ヤードくらい飛ばせれば、
スコアは良くなります。
そんなあなたにおすすめしたいのは、
25度前後のユーティリティーです。
番手でいうと、
5番~6番のユーティリティーになります。
飛距離的には、
飛ばない人でも150ヤードくらい
飛ぶ人は180ヤード以上飛びます。
フェアウェイやラフから、
それくらい飛距離を稼げれば
十分ですね。
このクラブを使い倒せば、
ゴルフが楽になって、
100切り達成できるかもしれません。
25度のユーティリティーなら、
ボールが上がりやすいし、
傾斜からも悪いライからでも
距離が稼げます。
100切るだけなら、
フェアウェイウッドは抜いて、
ウッドは25度のユーティリティー1本だけ、
というクラブセッティングを
おすすめします。
フェアウェイウッドは長さが違うため、
打点が変わってくるからです。
打点の位置が変われば、
スイングにも微妙に影響します。
しかし、
ユーティリティー1本だけなら、
集中して練習できます。
下手にフェアウェイウッドがあると、
打ちたくなってしまう。
これが、
100が切れない原因にもなります。
なので、100切りできないうちは、
25度のユーティリティーの練習を
集中して練習することをおすすめします。
この記事では、
25度のユーティリティーを使うと、
ゴルフが楽になる理由について
まとめてみました。
ユーティリティとは
ユーティリティとは、
フェアウェイウッドと
アイアンの間のクラブになります。
飛距離的には、
ロングアイアンの飛距離を
カバーするクラブです。
もともとは、
3番や4番アイアンのの代わりに
なるように作られたクラブです。
しかし、最近では、
5番や6番アイアンの代わりも
販売されています。
ひと昔前は、
150~200ヤードくらいの距離は、
3番アイアン、4番アイアンを
使うことが一般的でした。
しかし、
ロングアイアンを打てる人が少ないため、
ミートしやすく、
ボールを上げやすくしたクラブが、
ユーティリティーになります。
ユーティリティーは、
アメリカではレスキュークラブと
呼ばれたりします。
日本語にするとお助けクラブです。
文字通り、
アイアンが苦手な人を助けるための
クラブになります。
ユーティリティーは
ソール部分を広くして、
ウッドのように分厚い形状になっています。
そうすることで、
スイートスポットが広く、
低重心になっています。
ソールが広くなっていることで、
少しくらいダフッても、
クラブヘッドが滑るので、
ヘッドスピードが落ちません。
なので、アイアンのように
ダフッて距離が出なくなるショットが
激減します。
ユーティリティーは、
ミスヒットに強く、
安定した飛距離が出せるクラブなのです。
ウッド型とアイアン型がある
ユーティリティには、
ウッド型とアイアン型があります。
アイアン型は、
ロングアイアンに似た形をしていますが、
アイアンより打ちやすく、
球も上がりやすくなっています。
しかし、ウッド型に比べると、
スイートスポットが狭く、
ボールが上がりにくいため、
上級者向けのクラブです。
ヘッドスピードがあって、
ボールが高く上がる人でないと、
打つことが難しいかもしれません。
一方、ウッド型は、
フェアウェイウッドのように、
ソール幅が広くなっています。
少々ダフっても、
ソールがうまく滑るので、
飛距離を稼ぐことができます。
アイアン型に比べると、
ボールが上がりやすく、
スイートスポットも広いため、
初心者でもやさしく
距離を稼ぐことができます。
100切りしたい人におすすめなのは、
ウッド型ユーティリティーです。
フェアウェイウッドより短い
ユーティリティーのクラブは、
長さがアイアンに近くなっています。
そのため、フェアウェイウッドよりも、
長さがかなり短くなっています。
なので、ユーティリティーの方が、
ミスが少なくなります。
どれくらい短いのかというと
5番ユーティリティーは39インチ前後
5番ウッドは42インチ以上です。
3インチも長さが違います。
9番ウッドでも41インチ以上なので、
2インチ以上短いです。
フェアウェイウッドよりも、
5センチ以上は短いのです。
クラブが長いと、大振りしやすくなり、
傾斜地やライの悪い場所から、
ミスしやすくなります。
長いクラブを振れば、
バランスを崩すため、
ミート率も悪くなります。
でも、ユーティリティーは短いので、
多少の傾斜でも、
バランス良く振ることができます。
スイングもコンパクトになるので、
圧倒的にミスが少なくなります。
ラフからでも打ちやすい
ユーティリティーのメリットは、
ラフからでも打ちやすいことです。
ラフからのショットに、
最も力を発揮します。
アイアンだと芝に引っかかって
飛ばないようなラフでも、
ユーティリティーなら、
芝に引っかからず振り抜けます。
これがフェアウェイウッドだと、
やはり芝の抵抗があって、
上手く打てません。
上手く芝に入っていかず、
チョロすることもあります。
でも、ユーティリティーなら、
ヘッドが小さいので、
うまく芝の中に入ってくれます。
例えば、ショートアイアンでしか
打てないようなラフでも、
ユーティリティーなら打てたりします。
ラフの見極めは重要
ユーティリティーなら
どんなラフからも打てる、
というわけではありません。
深いラフにすっぽり入った状況だと、
打つことが難しくなります。
そんな時は、ウェッジを使って、
フェアウェイに出すことを
おすすめします。
ラフの見極めを誤ると、
思わぬ大叩きになります。
全く飛ばない、
ということもあるからです。
ラフの見極めは難しいですが、
素振りをしてみて、
芝の抵抗で判断します。
素振りで芝を擦ってみて、
芝を切って振り抜ければ打てる
芝の抵抗で振り抜け無ければ打てない
と判断してみましょう。
フェアウェイバンカーからも打てる
フェアウェイバンカーから打つ時、
ダフッて飛ばなかったりすることも
多いと思います。
例えば、アイアンで打つと、
ダフッた時に飛距離が全く出ません。
150ヤード打つつもりが、
50ヤードしか飛ばない…
それは、砂の抵抗があるため、
ヘッドスピードが落ちてしまうからです。
しかし、ユーティリティーなら、
フェアウェイバンカーからも
打ちやすくなります。
ユーティリティーはソールが分厚いため、
砂の抵抗を軽くしてくれるからです。
フェアウェイバンカーから
距離が稼げれば、
ゴルフが楽になります。
ティーショットが曲がっても、フェアウェイバンカーならOK
そんな風に思えたら、
ティーショットのプレッシャーも
なくなります。
フェアウェイウッドもソールが分厚いですが、
ユーティリティーより長いため、
やはりミスが多くなる。
短くて、
ダフリに強いユーティリティーは、
フェアウェイバンカーからの
ショットに最適です。
初心者にとって、
フェアウェイバンカーから距離を稼ぐには、
25度のユーティリティーがおすすめです。
7番アイアンの難易度で5番アイアンより飛ぶ
25度のユーティリティの特徴は、
簡単に距離を稼げる、
というところです。
ロフト角は5番アイアンと同じです。
5番アイアンよりやや長いですが、
低重心でスイートスポットが広いため、
飛距離が安定しやすいです。
飛距離的にも5番アイアンより、
10ヤードくらい飛ぶと思います。
5番アイアンだと、スライスしたり、
球が上がらなかったりで、
うまく飛ばせない人も多いと思います。
ちょっとダフッても飛ばなかったり、
7番アイアンと飛距離が変わらない、
という人もいるでしょう。
でも、25度のユーティリティなら、
少しくらいダフッても
安定して飛んでくれます。
多分、7番アイアンと同じくらいの
難易度に感じると思います。
難しい5番アイアンの距離を、
やさしく打てるのが、
25度のユーティリティのメリットです。
3Uや4Uでは球が上がりにくい
今回、私がおすすめしたいのは、
25度前後のユーティリティです。
しかし、
それよりロフトが少ないクラブは、
難易度が上がってきます。
ユーティリティーは、
球が上がりやすいクラブですが、
ロフト角が小さくなると、
やはり難しくなります。
ロフト角22度以下のクラブは、
アイアンで言えば
4番アイアン以上のクラブです。
なので、初心者が使うと、
球が上がらないかもしれません。
3番ユーティリティーは、
ロフト19°ですが、
フェアウェイウッドなら、
5Wくらいです。
3Uを使うくらいなら、
5Wの方が高く上がるし、
飛距離も出ます。
初心者にとっては、
5番ウッドの方が
やさしく感じるかもしれません。
あえて、低い球を打ちたいときに
使用するのはアリですが、
初心者には3Uや4Uは、
難しいと思います。
なので、球の上がらない人は、
ロフトの少ないユーティリティーは、
やめておいた方がいいと思います。
まとめ
この記事では、
初心者は25度のユーティリティーを
集中して練習すると、
ゴルフが楽になる理由について
お伝えしました。
25度のユーティリティーは、
球も上がりやすく、
ミスしてもある程度の
飛距離が稼げるクラブです。
しかも、短いので、
傾斜やラフ、
バンカーからでも打つことができる、
万能なクラブです。
しかし、25度よりロフトが少なくなると、
飛距離が出ますが、
球が上がりにくくなります。
なので、3Uや4Uでは、
初心者にとって
難しくなるかもしれません。
25度以上ロフトがあると、
球が上がりやすいので、
やさしくなります。
100切りを目指すなら、
フェアウェイウッドよりも、
25度のユーティリティーの練習を、
集中してやった方が効率的です。
セカンドショット以降でOBやダフリが多くて距離を稼げない
そんな人は、
25度のユーティリティーを
試してみてください。