上達したいなら知っておくべき!ディスタンス系ボール7つの特徴

ディスタンス系ボール 道具選び
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ゴルフボールには、
ディスタンス系ボールと、
スピン系ボールの、
2種類に分類されます。

ディスタンス系ボールは、
比較的価格が安いので、
使用している人は多いです。


しかし、
「ボールは15本目のクラブ」
と言われるくらい性能が違います。

ボールの種類によって、
スコアにも影響することがあります。

価格が安いというだけで、
ボールを選んでいる人は、
知らないうちに損をしているかもしれません。

これから上達したいと思っているなら、
ディスタンス系ボールの特徴は
知っておいた方がいいと思います。

クラブを買い替えるのは
お金がかかりますが、
ボールを変えるのは
それほどお金がかかりません。

すぐにでも買い替えて、
プレーに反映させることができます。

この記事では、
ディスタンス系ボールの特徴や、
ディスタンス系ボールを使った方がいい人
についてまとめてみました。

ディスタンス系ボールとは

ディスタンス系ボールとは、
飛距離(ディスタンス)を出しやすい
構造をしたボールです。

ボールの真ん中が柔らかく、
カバーが硬くなっています。

そのため、ドライバーショットでは、
ボールが潰れやすいので、
飛距離が出やすくなっています。

しかし、ヘッドスピードの速い人は、
潰れすぎるため、スピンがかかりすぎて、
距離をロスすることがあります。

また、ヘッドスピードが遅すぎる人も、
飛距離をロスすることもあります。

スピン量が少ない人や、
フック系のボールを打つ人は、
適正なスピン量にならないので、
満足する飛距離が
得られないかもしれません。

ディスタンス系といっても、
ある程度ボールがつぶれるほどの
ヘッドスピードがないと、
飛距離が出ないのです。

なので、ボールを選ぶときは、
ヘッドスピードに合った硬さの
ボールを選ぶことをおすすめします。

適正なヘッドスピードは、
ボールの入った箱に書いてあるので、
参考にしてください。

ディスタンス系ボールに向いている人は、

  • ショットの不安定な初心者
  • スライスで飛距離の出ない人
  • 速いグリーンでプレーしない人

などが挙げられます。

ディスタンス系ボールは、
ボールに回転がかかりにくいため、
グリーンで止まりにくい、
というデメリットがあります。

しかし、回転がかかりにくいということは、
スライス回転もかかりにくいということ。

スライスで悩む人は、
ディスタンス系ボールを使えば、
曲がりが少なくなり、
飛距離も出るようになります。

その一方で、
スピンがかかりにくいボールでは、
速いグリーンの攻略が難しくなります。

ディスタンス系のボールは、
表面がつるつるで摩擦がかかりにくいです。

そのため、
アプローチやパターの距離感が難しくなります。

ショートゲームに関しては、
ディスタンス系ボールは、
不利になります。

なので、
ドライバーでスライスしたり、
曲がってボールをなくしやすい人は、
価格が安いディスタンス系ボールの方が、
メリットが大きくなります。

しかし、
スイングが安定して、
ボールを無くさなくなったら
スピン系ボールに切り替えた方が
スコア的に有利になります。

スコア的には、
100が切れるようになったら、
スピン系ボールに切り替えることを
おすすめします。

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ディスタンス系ボールの特徴

ディスタンス系ボールは、

  • 価格が安い
  • 耐久性がいい
  • スライスしにくい
  • 風の影響を受けにくい
  • スピンのかかるアプローチができない
  • 飛距離のメリットはそれほどない
  • パターの距離感が合いにくい

という特徴があります。

ディスタンス系ボールは、
ほとんどが内部コアとカバーの
2ピース構造をしています。

価格が安いのは、
構造がシンプルだからです。

しかし、シンプルがゆえに、
性能に限界があります。

スコアの肝になる、
ショートゲームに対しては、
ディスタンス系ボールが不利になります。

価格が安い

ディスタンス系ボールは、
スピン系ボールに比べて、
価格が安い傾向にあります。

なぜ、
ディスタンス系が安いのかというと、
ボールの構造がシンプルだからです。

ディスタンス系ボールの多くは、
内部コアと外側のカバーの、
2層構造になっています。

構造がシンプルなため、
材料費や製造費用も安い。

だから、安く売ることができるのです。

一方で、価格が高いボールは、
内部コアが2層や3層、
最大で4層になっているものもあります。

全体でいうと、3層~5層です。

これらのボールを使うメリットは、
アイアンでも飛距離が出せるところです。

ボールの内側を硬い素材、
外側に柔らかい素材にすることで、
ヘッドスピードが遅くても
ある程度ボールが
つぶれるようになっています。

そのため、短いクラブで
ヘッドスピードが遅くなっても
飛距離が出せる構造になっています。

一方、2層構造のボールだと、
ドライバーは適度につぶれて飛ばすことができても、
アイアンではつぶれにくいため、
飛距離が出ないということがあります。

反対に、アイアンで飛距離が出ても、
ドライバーではつぶれ過ぎて、
スピンがかかりすぎる、
ということもあります。

なので、価格が安いボールでは、
全てのクラブで
適正な飛距離を出すことが
難しくなります。

アイアンの飛距離にバラつきがあるのは、
このせいかもしれません。

高いボールは、
高いなりのメリットがあるのです。

ディスタンス系ボールでも、
価格が高いものは、
3層構造や4層構造になっています。

なので、アイアンの距離感が気になる人は、
多層構造のボールを試してみてください。

しかし、
初心者にとっては、
安いボールの方が
お財布にやさしいと思います。

スイングが不安定で、
ボールをよく無くしたり、
飛距離の差がわからないうちは、
安価なディスタンス系がおすすめです。

でも、ディスタンス系ボールは、
アイアンの飛距離がバラつきやすい、
ということは覚えておきましょう。

耐久性がいい

ディスタンス系ボール

ディスタンス系ボールは、
外側が硬いカバー素材なので、
耐久性がいいというメリットがあります。

耐久性がいいので、
ボールに傷がつきにくくなります。

ボールに傷がついたり
すり減ったりすると
ボールの飛びにも影響します。

ゴルフボールには、
ディンプルというくぼみがあり、
ボールの飛びに大きく影響を与えます。

微妙に形が変わったボールは、
回転のバランスが崩れるので
曲がりやすくなるのです。

例えば、
ディンプルがないボールは飛ばないし、
一部がすり減っていると、
ボールが曲がるようになります。

カート道に当たって傷がついたボールは
曲がりやすくなるし、

同じボールで長くプレーすると
ディンプルがすり減ってきます。

そのようなボールを使い続けていると、
プレーにも影響が出ます。

なので、カバーにささくれができたり、
すり減ってつるつるになるなど、
明らかに外見が変わってきたら、
そのボールは使わない方がいいです。

ディスタンス系ボールは、
カバーが硬いので、
比較的長い期間使えると思います。

すり減りにくくなるため、
池に入れない限りは、
使い続けることができます。

一方、スピン系ボールは、
カバーが柔らかいため、
傷が付きやすく、
すり減る速度もも早くなります。

なので、交換頻度も早くなります。

プロゴルファーの場合、
9ホールつかったら交換するようです。

もちろん、
傷が付いたら即交換です。

ディスタンス系ボールは、
耐久性が良ため、
長く性能を維持することができるのです。

スライスしにくい

ディスタンス系ボール

ディスタンス系ボールは、
スピンがかかりにくい、
という特徴があります。

なので、スライス回転も押さえられます。

一般的に、初心者は、
スライス系の人が多いと思います。

なので、スライスしにくいことは、
大きなメリットになると思います。

OBになるはずのボールが
助かるかもしれないし、
曲がりが少なくなれば、
楽にゴルフができると思います。

それに、スライス系の人は、
一般的にバックスピンが多めです。

スライスボールが飛ばないのは、
バックスピンが多いからです。

ディスタンス系ボールを使えば、
スライス回転も押さえられ、
飛距離が伸びます。

風の影響を受けにくい

ディスタンス系ボール

ディスタンス系ボールは、
スピンがかかりにくいため、
風の影響を受けにくい、
というメリットがあります。

例えば、向かい風になると、
バックスピン量は、
増えていきます。

スライス系の人は、
余計スライスするし、
飛距離も出なくなります。

バックスピン量が大きくなるほど、
ボールは上に上がり、
前に進む力が弱くなります。

なので、スピン量が多いほど、
風の影響を受けやすくなります。

そんな時は、
スピン量の少ないディスタンス系の方が、
風の影響を受けにくくなります。

向かい風の時も、
飛距離はそれほど落ちないし、
スライスの曲がり幅も小さくなります。

飛距離のメリットはそれほどない

ディスタンス系ボールは、
スピン系ボールに比べて飛距離が出る、
というイメージを持っている人も
多いと思います。

確かに、ちょっと前は、
スピン系ボールは硬いボールばかりで、
飛ばないんじゃないか
というイメージを
持っていたかもしれません。

しかし、最近のボールは、
飛距離が出るのは当たり前。

スピン系ボールでも、
柔らかめのボールも出ています。

スピン系もディスタンス系も、
飛距離的にそれほど変わらないようです。

ディスタンス系の
飛距離に関するメリットは、
スピン量によるものだけです。

スライスする人は、
スピンがかかり過ぎる傾向があるため、
ディスタンス系を使って
スピンを抑えた方が、
曲がらないし飛距離が出ます。

反対に、フックを打つ人は、
スピンが少なくなるため、
飛距離が出なくなることもあります。

フック系の球で飛距離の出ない人や、
バックスピンが少ない人は、
むしろスピン系ボールを使った方が
飛ぶこともあります。

飛距離をMAXにしたいなら、
適正スピン量になるボールを
選ぶことが大切です。

スピンをかけるアプローチはできない

ディスタンス系ボール

プロがやっている
スピンの効いたアプローチ。

憧れて真似したくなるかもしれません。

でも、ディスタンス系ボールを使う限り、
うまく打ってもスピンは効きません。

スピン系と
ディスタンス系の大きな違いは、
カバーの表面です。

ディスタンス系の表面は、
硬くてつるつるです。

一方、スピン系ボールの表面は、
柔らかくて摩擦力を感じます。

ボールにスピンをかけるには、
摩擦力が必要になります。

クラブの溝に食いつかないと、
スピンはかかりません。

ディスタンス系ボールでは、
それができません。

スピンをかけようとしても、
フェースの表面で滑ってしまいます。

結果、スピンが効かないで、
だらだら転がっていきます。

ディスタンス系でスピンが効かないのは、
ボールのせいでもあります。

スピンの効いたアプローチは、
スピン系ボールを使ってください。

パターの距離感が合いにくい

ディスタンス系ボール

ディスタンス系ボールのカバーは、
つるつるで摩擦が少ないです。

それは、パターにも影響します。

遅いグリーンでは、
それほど影響はありません。

しかし、グリーンが速くなるほど、
パターの距離感が合いにくくなります。

摩擦の効かないボールは、
床の上のピンポン球のように、
だらだらと転がります。

同じ強さで打ったボールでも、
距離にばらつきが出てしまいます。

いくら練習しても
パターの距離感が合わないのは、
ボールのせいかもしれません。

グリーンの速いコースではプレーしない

という人は、
ディスタンス系でいいかもしれません。

でも、ディスタンス系ボールを使う人は、
速いグリーンで距離感が合わない、
ということは理解しておくべきです。

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まとめ

この記事では、
ディスタンス系ボールの特徴に
ついてお伝えしました。

ディスタンス系ボールの特徴は、

  • 価格が安い
  • 耐久性がいい
  • スライスしにくい
  • 風の影響を受けにくい
  • スピンのかかるアプローチができない
  • 飛距離のメリットはそれほどない
  • パターの距離感が合いにくい

ディスタンス系ボールは、
価格が安い傾向にあり、
耐久性もいいので、
ボールを無くしやすい初心者には、
メリットが大きいです。

スライスしやすい人は、
曲がりにくくなるので、
プレーもしやすくなると思います。

なので、スイングが不安定で
スライスしやすい人は、
ディスタンス系ボールの方が
メリットは大きいです。

しかし、ショートゲームのメリットは
あまりありません。

最近は、スピン系ボールでも、
飛距離が出るようになって来ています。

内部の素材を柔らかめにして、
ヘッドスピードが遅くても、
飛んで止まるボールもあります。

なので、ディスタンス系といいながら、
それほど飛距離に差が出ないようです。

スピンのかかるアプローチができないし、
パターの距離感も合いにくいです。

ゴルフのスコアをまとめるのは、
ショートゲームの上達が必要不可欠です。

なので、ある程度上達して、
ショットが安定したら、
スピン系ボールの方が
メリットは大きいです。

ボールは比較的買い替えやすい道具です。

あなたに合ったボールを見つければ、
苦労しないで
スコアアップできるかもしれません。

ラウンドごとにボールを変えて、
スコアの良かったものを使っていく、
ということもできます。

スコアで伸び悩んでいる人は、
いろいろなボールを試してみることを
おすすめします。

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