ロストボールなんて使えない!同じボールを使い続けるリスクとは?

ロストボール 道具選び
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ボール代がもったいないから、
無くすまで使い続ける。

そんな人もいるかもしれません。


あるいは、安いロストボールを
使っている人も多いと思います。

でも、この動画を見たら、
ロストボールなんて使えない、
と思うでしょう。

なんと、
175球でボールにひびが入るようです。

ドライバーで175球ということは、
10ラウンド程度使い続けると、
ひびが入る可能性があるということです。

ボールにひびが入ると、
当然飛びにも影響するし、
パターなんか真っ直ぐに転がりません。

しかし、ひびが入る前にも、
少なからず影響が出ているかもしれません。

ロストボールをつかったり、
同じボールを使い続けることで、
ゴルフの上達を妨げるリスクもあります。

無くさない限り、
いつまででも同じボールを使う人、

注意した方がいいですよ。

この記事では、
ロストボールや同じボールを使い続けることで、
どんな影響があるのかを調べてみました。

使い続けるとボールにどんな変化が現れるか?

ゴルフボールのコア部分は、
ゴムの素材でできています。

また、カバーの部分は、
アイオノマー、またはウレタン
という樹脂の素材です。

どちらも衝撃を与えたり、
熱を加えたりすることで、
疲労して徐々に劣化します。

ゴルフボールを長い期間使用すると、
次のような変化が起こるようです。

  • 直射日光や熱による劣化
  • 水につかるとカバーが加水分解する
  • 衝撃によるゴム素材のへたり
  • 使わなくても経年劣化する

ひとつづつ見ていきましょう。

直射日光や熱による劣化

ゴムは温度によって、
硬くなったり柔らかくなったりします。

低温では硬くなり。
弾力性がなくなります。

高温では柔らかくなり、
弾力性が強くなります。

夏にボールがよく飛ぶのは、
そういった理由もあります。

しかし、ゴム素材は、
熱によって老化することが
知られています。

熱を与え続けるほど老化が進行して、
硬さが変化していきます。

なので、
長時間温度が高い場所にあったボールは、
硬さが変わっていることが
想像できるでしょう。

飛距離に影響することは
いうまでもありません。

例えば、車の中のキャディーバッグに
入れっぱなしのボールは、
飛びが変わっているかもしれません。

老化も早くなるでしょう。

ロストボールは、
ゴルフ場に落ちていたボールです。

何か月も直射日光を
浴び続けた可能性があります。

直射日光を浴びたり、
高温な場所に放置されることで、
ボールは劣化します。

水につかるとカバーが加水分解する

カバーの素材は樹脂といって、
プラスチックの一種です。

水につかっても、
浸水しないだろうと思われがちですが、
実際は違います。

樹脂は長時間水につかると、
加水分解を起こして、
劣化します。

加水分解とは、
化学反応の一種です。

カバーが劣化することで、
水がしみこんだり、
強度が弱くなったりします。

池から回収されたロストボールは、
水がしみこんでいる可能性があるのです。

水がしみこんだボールは、
重さが変わっている可能性があり、
当然、飛びやスピン猟にも影響します。

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衝撃によるゴムのへたり

ゴルフボールは、
打った瞬間、想像以上につぶれています。

ボールがつぶれた反発で飛んでいきます。

しかし、
つぶれるとコアもカバーも変形します。

ボールが変形を繰り返すことにより、
少しづつ劣化して、
強度も弾力性もなくなっていきます。

動画のように、
ボールが割れるのはそのせいです。

割れるまではいかなくても、
使いこんだボールは、
少なからず飛びに影響するのは、
想像がつきます。

使わなくても経年劣化する

ゴムは使わなくても、
自然に硬くなり、
反発力がなくなります。

私も20年前のボールを
譲り受けたことがありました。

ニューボールで、
カバーはきれいでした。

でも、練習場で打ってみると、
全く飛びませんでした。

今のボールとは、
材質が違うため、
何ともいえません。

でも、ゴム素材を使っている以上、
少なからず経年劣化はあります。

10年以上保存されたボールは、
使わない方がよさそうです。

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プレーへの影響

同じボールを使い続けたり、
素性のわからない
ロストボールを使っていると、
プレーにも影響すると思います。

例えば、

  • カバーが傷付くと曲がりやすくなる。
  • コアの重心がずれると曲がりやすくなる。
  • ゴムが劣化して飛ばなくなる
  • 水がしみたボールは飛ばなくなる。

などなど

劣化したボールは、
飛びにも影響します。

ロストボールは中身がわからない

ロストボールは、
もともとゴルフ場に落ちていたものです。

  • 池の中に沈んでいる
  • 雨ざらしになっている
  • 直射日光のしたに落ちている
  • 何回打たれたかわからない。

など、
どんな状況にあったのかわかりません。

回収してクリーニングして、
ニューボールみたいにしているため、
ニューボールに近いと思われがちです。

でも、中身はどうなっているのか、
外見ではわからないのです。

池から回収したものは、水が染み込んでいます。
直射日光を浴びたボールは素材が劣化しています。
回収前に何発打たれたかもわかりません。

きれいに見えても、
性能が落ちている可能性があるのです。

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上達が遅れる名脳性もある

使うボールの性能がバラバラだと、
ゴルフの上達にも影響があります。

いつもより飛ばない、
と思ったら力が入ります。

スライスするようになったら、
スライスさせないようにスイングを変えます。

あなたのスイングが悪くなくても、
スイングのせいにしてしまう。

そして、ニューボールを使うと、
また飛びが変わる。

飛びが変わったらスイングも変える。

そんなことを繰り返すと、
いつまでたっても上達できません。

それでも、ゴルフができればいい。

楽しくできればいい。

という人はそれでもいいかもしれません。

でも、少しでも上達したい、
という人は同じボールを使い続けることは
やめた方がいいと思います。

ゴルフボールの交換時期

では、ニューボールは、
どれくらいの期間で
交換すればいいのでしょうか?

この動画でも言っているように、
アマチュアでも2~3ラウンドで
交換するのがいいと思います。

数ラウンド使ったボールは、
ラウンドでは使わず、
パターやアプローチの練習用にするのがいいと思います。

また、カート道などに当たって、
傷付いてしまったボールは、
跳びに影響するので、
交換した方がいいでしょう。

でも、
プレー中に交換することはできません。

もし、傷ついても、
そのホールだけは
ホールアウトする必要があります。

プロがハーフで交換するというのは、

ヘッドスピードが速いのと、
スピン系のボールを使っているからだと思います。

スピン系のボールは、
カバーに柔らかい素材を使っているため、
傷つくのも早いことが想像できます。

飛びやスピンには、
人一倍シビアなプロならなおさらです。

高価なスピン系のボールを、
ハーフで交換するのはもったいないですが、
アマチュアでも、数ラウンドくらいで
交換するのが良さそうです。

プロのようなサイクルで
交換する必要はないと思います。

でも、使うほどボールが劣化して、
跳びにも影響することは、
知っておいた方がいいと思います。

なるべく、
コスパの良さそうなニューボールを、
短めのサイクルで
交換することをおすすめします。

まとめ

この記事では、
同じボールを使い続けたり、
安いロストボールを
使うリスクについてお伝えしました。

  • 打った衝撃で劣化する
  • 直射日光や高温でも劣化する。
  • 水につかると劣化する
  • 経年変化で劣化する。

など、ゴルフボールは、
時間とともに劣化していき、
少しづつ飛びにも影響していきます。

ニューボールは、
使い始めてからの期間がわかりますが、
ロストボールは、
きれいに掃除されているので、
それもわかりません。

ニューボールと同じ飛び方をするとは、
到底思えません。

僅かでも、飛ばなくなったり、
曲がるようになっていることは
想像できます。

そんなボールを使い続けると、
プレーにも影響します。

飛ばそうとして力んだり、
曲げないようにスイングを変えたりして、
気づかないうちにスイングにも
影響している可能性もあります。

ボールのせいで、
上達が妨げられる可能性もあります。

少しでも上達したいのなら、

定期的にボールを交換
ロストボールは使わない

など、

なるべく同じ性能のボールを
使う工夫も大切です。

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