先日、テレビでプロ野球の巨人-中日戦を見ていたら、
興味深い実験をしていました。
打つ前に全力で素振りをすることでバットスピードが上がり、
飛距離が5メートル伸びるそうです。
全力で素振りをすることで、
体の筋肉が刺激されて、
力以上のパフォーマンスができるからみたいです。
実際に、数字で説明されると、
かなり効果ありそうですよね。
ゲストの亀梨和也さんが実験したところ、
確かに全力素振りの前と後で、
バットスピードが上がっていました。
野球選手の飛距離が100メートルとすると、
5パーセントも伸びていることになります。
これを、ゴルフに置き換えると、
200ヤード飛ばす人は、
10ヤード伸びることになります。
ここ一番で飛ばしたいとき、
全力素振りしてみるといいんじゃないでしょうか。
例えば、パー5や池超えのティーショット、
あるいはちょっと届かないクラブで無理やり届かせたいショットなど
ちょっと飛距離を出したいときに
やってみる価値があると思います。
デシャンボーも実践している
私は、この放送を見て、
「これ、デシャンボーもやってる」と思いました。
デシャンボーはティーショットの前に、
これでもかというくらい、
全力素振りをします。
素振りで疲れちゃうんじゃないか、
というくらい、2回、3回と全力素振りをしてからアドレスに入ります。
全米オープンゴルフのときは、
周りの人が失笑するくらい全力で振りちぎっていました。
きっと、デシャンボーは、
全力素振りの効果を知っているから、
実践していたのでしょう。
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90秒で効果がなくなる
ショットの前の全力素振りですが、
90秒経つと効果がなくなるそうです。
刺激された筋肉のパフォーマンスが元に戻るのが90秒なのだそうです。
プロ野球選手も、球数が多くなり時間が経つと、
仕切り直しで、全力素振りし直ししているようです。
余韻が残っているうちに打たないといけないんですね。
なので、アドレスをしたまま
なかなか打たない人は効果がないのかもしれません。
素振りをした後、
リズム良くスイングすることが大切です。
デシャンボーのようにビュンビュン素振りしても、
打つのが遅くては全く意味がないということですね。
飛距離アップの練習にも効果的
全力素振りは飛距離アップの練習にも効果があります。
ボールを打つ練習ばかりだと、
ボールに当てようとする意識が働くので、
変な癖がついてしまいます。
全力素振りをすることで、
クラブを速く振る力が身に付き、
悪い癖がつかないような効果があるのです。
小祝さくら選手や上田桃子選手のコーチ、
辻村明志コーチも、練習の後に
30回の全力素振りを連続でやらせているそうです。
連続30回の素振りはかなり疲れます。
いきなりやると、腰をいためたりするので、
自分のペースでやってみるといいです。
疲れるけど、クラブを振る力をつけるためには、
お金もかからないし効果的な
最もシンプルな練習だと思います。
私も最近では、打ちっ放しの球数を減らして、
素振りを中心に練習しています。
あまり、練習はしていないけど、
ボールを打つ練習を半分にして、
素振りの回数をたくさんにしています。
ヘッドスピードメーターを置いて、
数値を上げるように、
目一杯素振りをしています。
始めのうちは、
ヘッドスピード38くらいしか出なかったけど、
最近では、40超えが普通になっています。
飛距離も10ヤード以上は伸びているように感じます。
球数が少ない割には、
ティーショットのミスも少なくなり、
ショットがよくなって来ている感じです。
まとめ
この記事では、全力素振りの効果についてお伝えしました。
打つ前に全力素振りすることで、
5%飛距離を伸ばせる効果があります。
全力素振りすることで筋肉に刺激を与えて、
パフォーマンスが上がるからです。
ここ一番で飛ばしたい場面では、
全力素振りをすると、
飛距離アップの効果が期待できます。
しかし、注意しなければいけないのは、
90秒経つと元の筋肉に戻ってしまうことです。
いくら、全力素振りをしても、
時間がたつと効果がなくなってしまうのです。
なので、全力素振りした後の流れで
リズム良くスイングすることが大切です。
また、全力素振りは練習でも効果があります。
全力で素振りをすることで、
クラブを振る力がついて、
飛距離アップが期待できます。
さらに、ボールに当てようとする悪い癖がかくなり、
ショットもよくなります。
「最近飛距離が落ちてきたな」、
と感じている人は試してみてください。