知らないと痛い目に合う!ローバウンスウェッジの打ち方のコツ

ローバウンスウェッジ 技術編
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ドライバーを飛ばして、
残りは100ヤード以内。

パーオンどころか
バーディーも狙えそうな場所から、
ザックリして半分も飛ばない。


そんな経験ありませんか?

実はそれ、
打ち方のせいじゃないかもしれません。

ウェッジのダフりで悩む原因のひとつは、
ローバウンスのウェッジを
使っているということが挙げられます。

ローバウンスとは、
バウンスの少ないクラブのことです。

バウンスはダフりを防ぐために、
重要な役割を果たします。

バウンスをうまく使えることが、
アプローチ上達のカギと言っても
過言ではありません。

しかし、アベレージゴルファーは、
バウンスの少ないウェッジを
好む傾向にあります。

その理由は、リーディングエッジが
地面から浮いているからです。

歯の部分からコンタクトしそうで
気持ち悪いからかもしれません。

しかし、バウンスの役割を知らずに、
使わないのはもったいない。

大ダフりをして、
痛い目を見ることがあります。

バウンスの大きさがわからない人は、
今すぐ確認してみてください。

バウンスの役割を理解して、
使いこなせることが、
上級者になるための条件です。

この記事では、ローバウンスのウェッジの
メリット、デメリットや、
打ち方のコツについて
まとめてみました。

ローバウンスとは

ウェッジのソールは、
出っ張った形をしています。

この出っ張りをバウンスと言います。

バウンスの役割は、
バンカーの砂の中にヘッドが
潜るのを防ぐことです。

リーディングエッジ
(歯の部分)から着地すると、
ヘッドは砂の中に潜るため、
砂を取りすぎて、
飛ばなくなります。

同じことが芝の上でも言えます。

リーディングエッジが地面に刺さると、
少しダフるだけで
ボールが全く飛ばなくなるのです。

しかし、バウンスを使えば、
ボールの手前にクラブヘッドが入っても、
芝に潜らず滑ってくれます。

少しくらいダフッても、
クリーンヒットと同じくらい
ボールを飛ばしてくれるのが
バウンスの役割です。

バウンスの大きさは、
角度で表しています。

地面と水平な線と、
下向きに出っ張った線の角度です。

バウンス角は、
ウェッジのソール部分のロフト角と
一緒に書いてあるものもあります。

書いていないものも多いので、
その時はメーカーのスペック表を
見る必要があります。

ローバウンスとは、
バウンス角が10度以下のウェッジです。

10度以上のものを、
ハイバウンスと言います。

バウンス角が大きくなるほど、
リーディングエッジが浮いてくるため、
トップしそうで嫌う人が多いと思います。

そのため知らずに、
ローバウンスのウェッジを
使っている人もいるかと思います。

しかし、ローバウンスのウェッジは、
次のような人には向きません。

  • ハンドファーストに構える
  • ダウンブローに打つ
  • クラブフェースをかぶせる

このような打ち方は、
アイアンを飛ばす上では、
基本的な構えになると思います。

しかし、
ウェッジのアプローチでこれをすると、
ザックリのミスになりやすくなります。

ハンドファーストで構えると、
リーディングエッジが地面に近くなり、

ダウンブローで打つと、
リーディングエッジが地面に
刺さりやすくなります。

ローバウンスのウェッジでは、
ハイバウンスよりも
この現象が起こりやすい。

ローバウンスのウェッジで
ザックリのミスをしやすいのは
そのためです。

ローバウンスのウェッジを使う人は、
それを嫌がってトップしたり、
かぶせて入って引っかけなどの
ミスになりやすくなります。

知らないうちにスイングを
崩しているかもしれません。

ローバウンスのウェッジには、
メリットデメリットがあります。

そのことを知らずに、
アイアンと同じように打つと、
大きなミスにつながります。

ウェッジのアプローチに苦手意識がある人は、
ローバウンスのウェッジを使っているから
かもしれません。

バウンス角が大きめのウェッジを使えば、
ザックリミスが無くなるかも。

ローバウンスのメリットデメリットを
理解した上で使用することが大切です。

ローバウンスのメリット

ローバウンスのメリットは、
いろんな打ち方ができることです。

例えば、ロブショットのように、
フェースを開くショットがやりやすいです。

バウンスは、フェースを開くほど、
出っ張りが大きくなり、
リーディングエッジが浮いてきます。

しかし、ローバウンスのウェッジなら
それほど歯が浮かないので
気にせず打つことができます。

バウンスが大きいウェッジを開くと、
歯が浮き過ぎて邪魔に感じます。

なので、ハイバウンスのウェッジは、
フェースを開いて打つことに不向きです。

また、硬い地面から打つときは、
バウンスがはじかれて、
トップになることもあります。

そんなときは、
ローバウンスのウェッジを使えば、
ヘッドをボールの下に
入れやすくなります。

ボールを上げるアプローチをしたり、
硬いバンカーや
ベアグラウンドから打つ時は、
ローバウンスウェッジが向いています。

ローバウンスのデメリット

ローバウンスのデメリットは、
地面に刺さりやすいことです。

ハンドファーストに構えると、
リーディングエッジと地面の
隙間が少なくなります。

そのため、ダウンブローに打つと、
地面に刺さりやすくなります。

それで、
クリーンヒットできればいいですが、
ちょっとでも手前に入ると、
ザックリして、
全く飛ばないミスになります。

柔らかいバンカーなどのショットは、
ヘッドが砂の中に潜ってしまうので、
難しいと思います。

このようなミスショットを防ぐには、
意識してバウンスを使うことです。

ハンドレートに構えたり、
クラブフェースを開いたりして、
バウンスを先に地面に当てる技術を
身に付けることが大切です。

あまり、特殊な打ち方はしたくない、
という人はハイバウンスのウェッジを
使うことをおすすめします。

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バウンスを使うには

バウンスを使うには、
バウンスを先に地面に当てることです。

多くのゴルファーは、
バウンスより先に、
リーディングエッジを当てに行くので、
ザックリのミスをしやすいのです。

リーディングエッジが
先に地面に当たると、
少しでも手前に入っただけで、
ボールは飛ばなくなります。

そのため、ボールと地面の間の
1点に入れるしかなくなります。

しかし、バウンスから先に地面に当たれば、
ボール1~2個くらい手前でも、
大きなミスにはなりません。

むしろ、
少しダフリ気味に打つ意識の方が、
バウンスが使えて、
大きなミスが減るのです。

クラブを入れるポイントが、
1点ではなく、
エリアに拡大されることが、
バウンスを使う最大のメリットです。

バウンスを使うコツは、

  • クラブフェースを開く
  • ハンドレートに構える
  • サイドブローに打つ

これらの工夫をすることで、
バウンスが地面に当たりやすくなります。

フェースを開くほど、
バウンスは下に出っ張るので
バウンスが使いやすくなるのです。

ザックリする人は、
この逆のことをしています。

  • ハンドファーストに構える
  • ダウンブローに打つ
  • リリースをしない

このような打ち方だと、
バウンスは使えなくなります。

しかし、
これは通常のアイアンの打ち方です。

アプローチで通常のアイアンと
同じように打つので、
ザックリのミスになってしまうのです。

ローバウンスのウェッジを使う人は、
このことを理解する必要があります。

フルショットなら
上手く打てるかもしれませんが、
距離を加減するショットになると、
手打ちのスイングになりやすいため、
ダフリのミスにつながります。

なので、
距離を出す必要のないショットは、
クラブフェースを開くなどして、
バウンスを使ったショットの方が、
ミスは少なくなります。

状況に合わせて、
打ち方を変えていく必要があるのです。

アイアンと同じような打ち方にしたいなら、
バウンス角12°以上の、
ハイバウンスのウェッジを使ってください。

その方が、リーディングエッジが、
刺さりにくいので、
ダフリのミスが減ります。

歯が浮いていても問題ない

歯が浮いているウェッジを
嫌がるゴルファーは多いと思います。

ローバウンスのウェッジでも、
フェースを開けば歯は浮きます。

アイアンと同じように、
地面にピッタリ付いていて欲しい、
と思う人は多いと思います。

しかし、
少しくらい歯が浮いた状態で当たっても、
ボールは上がってくれます。

トップになる原因は、
リーディングエッジが、
ボールの真ん中より上に当たった時です。

リーディングエッジが、
真ん中より下に当たれば、
ボールは上がってくれます。

ウェッジのソールを浮かせて、
小さなスイングでボールの真ん中より
下を打ってみてください。

歯で打っているにもかかわらず、
ボールは上がると思います。

心配な人は、
ボールのどの辺まで当たって大丈夫か、
試してみてください。

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ハイバウンスならダフりにくい

アイアンと同じ打ち方で
アプローチも打ちたいなら、
ハイバウンスのウェッジがおすすめです。

バウンスが大きくなるほど、
リーディングエッジが地面から浮くため、
地面に刺さりにくくなるからです。

バウンス角が
12度や14度くらいのウェッジなら、
ハンドファーストで打っても、
バウンスが滑るので、
ダフリにくくなります。

アベレージゴルファーが嫌がる、
歯が浮くという現象。

実はダフリを防ぐために
大きく貢献しているのです。

ただし、バウンスが大きいと、
硬い地面で跳ねた時に
トップしやすくなります。

特に、
ベアグラウンドのような硬い地面では、
地面にはじかれてしまうため、
トップするかもしれません。

また、ハイバウンスのウェッジは、
フェースを開いて打つことが
難しくなります。

フェースを開くと、
バウンスの出っ張りが
大きくなるからです。

リーディングエッジの浮きが大きくなり、
バウンスがちょっと跳ねただけで
トップになります。

ハイバウンスのウェッジは、
硬い地面の上から打ったり、
フェースを開いて打つことが
難しくなります。

地面が硬くてはじかれそうな時は、
AWやPWなどのバウンス小さめのクラブを
使うことをおすすめします。

状況によって、
バウンスの大きさが
違うクラブを使い分けることで、
アプローチのミスを
減らすことができます。

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まとめ

この記事では、
ローバウンスのウェッジの
メリット、デメリットや、
バウンスの使い方について
お伝えしました。

ローバウンスのウェッジは、
フェースを開いてボールを上げる
アプローチをするのに適しています。

フェースを開くほど、
バウンスが下に出っ張るため、
邪魔になります。

しかし、ローバウンスのウェッジなら、
フェースを開いても、
バウンスが邪魔になりにくいです。

しかし、バウンス角が小さいと、
リーディングエッジが
地面に刺さりやすいため、
大ダフリのミスが出やすくなります。

ローバウンスのウェッジを使う人は、
このことを理解する必要があります。

バウンスを使うには、

  • クラブフェースを開く
  • ハンドレートに構える
  • サイドブローに打つ

というように、アイアンとは
打ち方を変える必要があります。

通常のアイアンのように
ハンドファーストで打ちたい

という人は、ハイバウンスのウェッジを
使うことをおすすめします。

バウンス角が大きいクラブほど、
リーディングエッジと
地面の間に隙間ができるため、
刺さりにくくなるからです。

バウンスを上手く使うことで、
ザックリのミスを最小限に
減らすことができます。

芝が薄いダフリそうな状況でも、
バウンスの使い方を覚えれば、
怖くなくなります。

あなたのウェッジの
バウンス角を知らない人は、
確認してみてください。

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