100切りがなかなか達成できない人は、
クラブセッティングを見直すと
あっさり達成できるかもしれません。
スコアを崩す原因を突き止め、
苦手をカバーできるクラブセッティングにすることで
よくあるミスを防ぐことができるからです。
例えば、アプローチが苦手な人は、
サンドウェッジより飛ばないクラブを使うことで
中途半端な距離のアプローチを
グリーンオンできるようになるかもしれません。
また、ドライバーが苦手な人は、
ドライバーを使わず
クリークでティーショットすることで
OBを打たなくなりスコアアップすることもあります。
このように、100切りを達成するためには、
苦手なショットを補うような、
クラブセッティングが有効です。
あなたのスコアを崩す原因となるショットを
冷静になって考えてみれば
おのずと見えてくると思います。
この記事では、100切りをするために
どんなクラブセッティングにすれば達成しやすいか
についてまとめてみました。
ティーショットは安定して打てるクラブを選ぶ
100切りの足かせになっている多くの原因は
ティーショットだと思います。
- ティーショットでOBを出さない
- ティーショットである程度距離を稼げる
- セカンドショットで打ちやすいところに打てる
これができればかなりスコアアップできるのではないでしょうか?
ティーショットはドライバーを使わなければいけない
と思っている人も多いと思いますが
必ずしもそうではありません。
スプーンやクリークを使っても大丈夫です。
むしろ安定したティーショットが打てるなら
その方がスコアがよくなるかもしれません。
スプーンはフェアウェイから打つことは難しいですが、
ティーショットならうまく打てるかもしれません。
ティーアップするだけで
難易度はかなり優しくなります。
なので、ティーショットがうまくいかない人は、
ドライバーを使わないで
スプーンやクリークでのティーショットを試してみてください。
ドライバーは練習しておいた方がいい
コースでドライバーを使わないから練習もしない、
ではなく練習はしておいた方がいいと思います。
実際に、ドライバーを使わなくても
80台のスコアを出すことは十分可能です。
でも、それ以上上達するために、
やはりドライバーは必要です。
フェアウェイウッドでは出せない飛距離を出すことで、
2オンできないホールで2オンできたり、
短いクラブでセカンドショットすることでバーディーを取ることもできるようになるからです。
なので、ドライバーが安定しないうちは使用しなくても、
安定するように練習することは大切です。
クラブセッティングの中に加えておいて、
スコアにあまり影響がないホールで
ときどき使ってみてもいいかと思います。
ユーティリティーはラフからのショット用
よく、
飛距離の隙間を埋めるためのクラブを購入したい、
という人がいます。
例えば、5番ウッド180ヤード、
5番アイアンが160ヤードのとき
170ヤード打つユーティリティを購入したい
という場合です。
この場合、購入するとすれば、
4Uとか3Uになります。
4Uや3U はロフトが立っていて結構難しいかもしれません。
確かに、170ヤードを乗せたいという気持ちはわかります。
それは悪い考えではないと思いますが、
実際、170ヤード打つことができるでしょうか?
スコア100切りができない人は、
なかなか番手通りの距離が打てない
という場合が多いです。
170ヤードでグリーンオンするのは
80台で回れるレベルです。
例えば、170ヤード打つなら、
5Wを短く持って打ってはどうでしょうか?
あるいは、グリーンの大きさは20ヤード以上あります。
グリーンのどこに打つかで
選択するクラブも変わってくるはずです。
170ヤードを攻めるのに
必ずしも170ヤード打つ必要はない
ということです。
100切りを目指すのであれば
100ヤード以内が乗せられれば十分です。
なので、飛距離の穴を埋める
という考えでユーティリティを購入するのは
あまり得策とはいえません。
グリーンは意外と大きい
例えば、残り150ヤードのショットを打つ時
クラブ選択はどうしますか?
150ヤードといっても、
- ピンまで150ヤードか、
- グリーンエッジまで150ヤードか
- グリーンセンターまで150ヤードか
でクラブ選択は変わってくると思います。
グリーンセンターまで150ヤードの場合は、
140ヤード飛ばせばグリーンに乗せられますが
グリーンエッジまで150ヤードの場合は
150ヤード以上飛ばさなければグリーンに乗りません。
クラブ選択で1クラブ以上の差が出ます。
なかなか100が切れない人は、
この違いがわかっていないのかもしれません。
グリーンに乗せるためには
確実にグリーンエッジまでの距離を
クリアするクラブを選択すべきでしょう。
そして、グリーンの大きさは20ヤード~30ヤード、
大きいもので40ヤード以上の幅があります。
つまり、クラブセッティングで20ヤードの隙間があっても
攻略することは十分にできます。
100を切るために必要なのは
まずグリーンに乗せることです。
飛距離10ヤード刻みでグラブセッティングする必要は
まったくないということです。
なので、飛距離の穴を埋める
という考え方でクラブを揃える必要はありません。
それより、あなたが打ちやすいと思うクラブを揃えて
苦手なクラブを抜いたほうが100切りに近づくはずです。
ユーティリティはラフから打つのには便利
ユーティリティは飛距離の穴を埋める
というよりラフから打つのに便利なクラブです。
ヘッドが小さいアイアン型のユーティリティは、
芝の抵抗が少なく、アイアンよりダフりにくくなっています。
そのため、フェアウェイウッドで打てないラフからでも
打つことができます。
ちょっと深いラフから距離を稼ぎたいときにあると便利です。
ただし、ロフトの立ったユーティリティは
やはり難しいと思います。
3Uや4Uは球が上がりにくいため、
難易度が高いクラブです。
ユーティリティはある程度ロフト角が大きい
球の上がりやすいクラブを選ぶことをおすすめします。
5Uは5番アイアン、6Uは6番アイアンと
あまり距離は変わりませんが
ラフから優しく打てるのであれば便利です。
ユーティリティを購入するときは、
実際に試打してみて
球を上げやすい、やさしいクラブを選ぶことをおすすめします。
メーカーは揃えた方がいい
クラブセッティングを決める場合、
ウッド、ユーティリティ、アイアンのメーカーは揃えることをおすすめします。
なぜかというと、メーカーが変わると、
クラブの性能も変わってくるからです。
例えば、シャフトの硬さは
同じRシャフトでもメーカーによって硬さが違います。
ボールの上がりやすさもスライスしやすさも、
メーカーによって違うのです。
ウッドとアイアンで違うメーカーを使うとどうなるか?
- スイングは悪くないのにウッドだけスライスする
- スプーンは打てるのに5番アイアンはボールが上がらない
- ドライバーよりスプーンの方が飛ぶ
ということが起こるかもしれません。
ウッドを修正したらアイアンがおかしくなるかもしれません。
無理に修正しようとして
スイングを崩すこともあります。
大げさにいうと、
アイアンのシャフトはRで
ウッドのシャフトがSR
くらいの違いがあることもあります。
なので、クラブセッティングを決めるとき、
メーカーは揃えることをおすすめします。
80ヤード以内からグリーンに乗せることが重要
100を切るために最も重要なことは、
80ヤード以内から確実にグリーンに乗せる、
ことが重要になります。
フルショットできない50ヤード、60ヤードのアプローチを、
スイング幅で距離調整することは
100切りゴルファーには難しいと思います。
それより、フルスイングで50ヤード、60ヤード飛ばせるクラブを使った方が
優しいと思います。
なので、80ヤード以内のアプローチでミスを減らす、
という観点からクラブセッティングをすべきです。
AWやSWでの距離調整は得意だ
という人は必要ないと思います。
でもそうでない場合、
80ヤード以内からグリーンオンできないことが多い人は、
58~60°のウェッジを試してみてください。
AWやSWの他にもう1~2本のウェッジを入れるだけで
スコアアップするかもしれません。
グリーン周りが苦手ならジガーを試してみる
ジガーとはパターに似ていて、
ロフトがついたクラブです。
パターと同じように打つと、
ボールを上げられるクラブです。
グリーン周りはパターで転がすのが一番優しいです。
芝が短く刈り込んである状況なら
絶対パターで打つべきです。
しかし、グリーン周りがラフの場合は
パターで打つと芝に食われて転がりません。
かといって、ウェッジでアプローチすると
ザックリやトップが怖い
という人も多いと思います。
そんなときでも、ジガーを使えば
ラフを飛び越えてくれます。
ジガーを使うことでダフりの心配がなくなり、
アプローチの失敗が激減するのです。
アプローチのダフりやトップが多い人は、
試してみてください。
まとめ
100切りを目指すためのクラブセッティングの決め方は、
- 安定したティーショットが打てる
- セカンドショット以降も確実に距離が稼げる
- 80ヤード以内で安定してグリーンに乗せられる
- できるだけメーカーは揃える
という点を意識してクラブセッティングすることです。
番手間の飛距離の差が空く、
ということはそれほど重要ではありません。
番手間の距離の差は、
クラブを短く持つことで
何とか調整できると思います。
150ヤード以上はグリーンを狙うというより
グリーン周辺に打っていく
というだけで十分です。
それより、80ヤード以内の距離を、
安定してグリーンに乗せられるように
ウェッジの本数を充実させる方が
100切りに近づくと思います。