結局何だったんだ?渋野日向子、青木翔コーチと再タッグ

渋野日向子 トーナメント
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(画像:週刊ゴルフダイジェストより引用)

週刊ゴルフダイジェストの記事によると、
渋野日向子プロが、
青木翔コーチと再タッグを組むようです。


彼女が2年もの間取り組んできた、
スイング改造は止めて、
再び元の高いテークバックに直すとか

アメリカの硬くて速いグリーンで、
止まるボールを打つためには、
昔のようなスイングの方が
合っているようです。

2年も取り組んできたスイング改造、
元に戻すのも結構大変です。

改造スイングが染みついているため、
そう簡単にはいきません。

あれだけ、大胆にスイング変更したら、
違和感は半端ありません。

せっかく改造したスイングを元に戻す?

結局、何がしたかったのでしょうか?

傷が浅いうちに元に戻して良かったのか、
ずいぶん遠回りをしたのか、
今は何とも言えないところです。

しかし、
一度決別したコーチの元に戻るのは、
結構勇気のいることです。

2年間スイング改造と
向き合ってきた渋野プロは、
メンタル的にかなり成長したようです。

スイング改造の目的は?

渋野プロのスイング改造は、
シャロースイングにすることでした。

シャロースイングとは、
ボールに対して浅い(シャロー)角度で
インパクトすることです。

ダスティンジョンソンや、
セルジオガルシアなど
がやっているスイングです。

このスイングにすることで、
力強いドローボールを
打つことができます。

ドローボールなら、
バックスピン量が減るため、
向かい風に強い球を打つことができます。

おそらく、渋野プロは、
飛距離アップを狙ったんだと思います。

しかし、このスイングは、
ボールを横から
払い打つスイングになります。

スピン量が少なくなるため、
グリーンで止まりにくい、
というデメリットもあります。

さらに、横振りのスイングは、
やりすぎるとインサイドアウトが強くなり、
シャンクが出たり、
チーピンが出たりします。

そもそも、横から払い打つので、
ラフからのショットが
上手くいかないと思います。

クラブが低い軌道と通るため、
芝の抵抗が大きくなるからです。

アメリカの硬くて速いグリーンで、
止まるボールが
なかなか打てないんじゃないか?
と思います。

なので、シャロースイングは、
パワーがあって、
スピン量が十分にある選手に
合っているのではないでしょうか?

ある程度ヘッドスピードがあり、
十分なバックスピンがある選手が、
スピンのかかりすぎを防ぐために
やっているんじゃないか、
と思います。

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スイング改造はすぐに結果が出ない

スイング改造が成功か、失敗か?

なかなかすぐにはわからないと思います。

スイングを変えてから、
自分のものにするまで、
最低でも半年以上かかるからです。

渋野プロにシャロースイングを教えた、
石川遼プロが、
改造に着手してから4年で復活優勝です。

プロですから、
毎日のように練習して4年です。

それでも、全盛期は賞金王でしたから、
まだ復活には程遠いのではないでしょうか?

ゴルフはショットだけでなく、
ショートゲームの技術も問われます。

なので、結果を見ても、
スイング改造成功なのか、
まだ続いているのかは、
よくわかりません。

しかし、時間がかかることは確かです。

全体的にゴルフのレベルが上がっている中、
スイング改造に成功しても、
それが結果に現れるかどうかは、
微妙なところです。

時間がかかる割には、
目に見えた結果を
出せるかどうかわからない。

すでに出来上がっているスイングを、
改造することは
かなりリスクにある選択です。

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それでも上位争できるシブコは凄い

渋野プロは、
シャロースイングに取り組んで、
結果的に元のスイングに戻す
という形になりました。

しかし、落ち込んでいる中でも、
上位争いする試合が何試合かあり、
やはり凄いと思います。

スイング改造中に、

スタンレーレディースや、
三菱電機レディースで優勝

さらに、全英女子オープンでは、
最後まで優勝争いをして
3位になりました。

予選落ちも多かったですが、
しっかり結果も残しています。

ランキングもそれほど落ちていません。

ここが、渋野日向子の凄いところ。

スイング改造を
やりきっているように思います。

渋野プロは、
松山英樹プロに匹敵するくらい、
練習の虫と言われています。

試合が終わった後、
最後まで練習するのが渋野プロです。

練習量なら誰にも負けていません。

スイング改造も徹底してやりきっている。

だから、難しいスイング改造中でも、
結果を出せたんだと思います。

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自分で考えるようになった

渋野プロは、
スイング改造をしていく中で、
自分で考える力が身に付いたようです。

教わるのは、
石川遼プロのアドバイスくらい。

ほとんど、他人から教わる環境では
無かったはず。

コーチがそばにいて、
悪い箇所を指摘してくれる環境では
なかったはずです。

それでも、
結果を出すことができているのは、
自分で考える力がついているからです。

ゴルフで上達する上で、
自分で考えることは重要です。

客観的に人から
アドバイスしてもらうことも大切ですが、
自分で考える力が無ければ
上手くなりません。

自分のスイングにどんなメリットがあり、
デメリットが何なのか?

わかっていなければ、
ショットが乱れたときに、
修正することができません。

他にも、戦略的なことや、
クラブ選択など、
自分で考えて判断することは、
たくさんあります。

コーチから教わったことを、
そのまま実践するだけでは、
なかなか上手くいきません。

同じプロに教わっても、
考える人とそうでない人では、
雲泥の差が出ます。

ステップアップするためには、
自分で考える力が、
どうしても必要になります。

そう考えると、2年間のスイング改造は、
無駄ではなかったのかな、
と思います。

考える力が付いた渋野プロは、
今後期待できそうです。

まとめ

この記事では、渋野日向子プロが、
青木翔コーチと再タッグを組んだこと
についてお伝えしました。

2年間取り組んだスイング改造を元に戻す?

なぜ、そんなことするの?

と最初は思いました。

しかし、
渋野プロはスイング改造をする中で、
成長していました。

スイングについて深く考えることで、
ゴルフをする上で重要な、
考える力を身に付けたようです。

元々、人一倍練習する渋野プロ、
スイング変更への対応も
早いのではないでしょうか?

今後の活躍に期待です。

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