渋野日向子のスイング改造は失敗?メジャーで再び優勝するには?

渋野日向子 トーナメント
週刊ゴルフダイジェスト4月13日号より引用
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東京オリンピックを間近に控えて、
渋野日向子選手のスイングが
大きく変わったことが話題になっています。

トップスイングが低くなり、
横振りのようなスイングになっているのは、
素人でもわかります。



どれだけスイングが変わったのか、
その比較動画です。

トップスイングがかなり低くなって、
横振りスイングになっていますね。

ネットでの反応も、

  • こんな横振りのスイングで当たるわけない
  • 教えてもらうコーチが間違っている

など、ひどい言われようです。

渋野選手はなぜ、
これほどまでの改造をしたのでしょうか?

スイング改造については賛否両論ありますが、
スイング改造が成功か失敗かは、
渋野選手しかわからないと思います。

彼女の目標は、
「もう一度メジャーに勝ちたい」ということから、
メジャーで優勝できればスイング改造成功なのでしょうか?

しかし、仮に成功したとしても、
彼女のゴルフ人生において、
かなりの遠回りになることは間違えありません。

しかも、スイング改造で失敗すると、
「ゴルフ人生が終わる」
ということにもなりかねません。

この記事では、
渋野日向子選手がやっている
スイング改造についてまとめてみました。

改造の目的はシャローイング

渋野日向子選手のスイング改造の目的は、
おそらくシャローイングです。

シャローイングとは、
クラブヘッドがボールの前後を
低く長く通過させるようにスイングすることです。

クラブヘッドが低く長く通過することで、
ミスヒットを減らすことができます。

なぜかというと、ボールの位置が多少ずれても、
クラブヘッドが通過する位置にボールがあるからです。

ショベルカーで砂をすくうような感じですね。

クラブヘッドの軌道が大きな円を描くようにスイングするので、
比較的スイング軌道が安定しやすくなります。

円が大きくなるほど、
クラブヘッドが低い所を通過することは、
なんとなくわかると思います。

コンパスで大きな円を描くようにスイングすることで、
スイング軌道が安定するのです。

PGAツアーでも、
シャローイングのスイングは注目されていて、
世界ランキング1位のダスティンジョンソン選手もこのスイングです。

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スイング改造には時間がかかる

スイング改造に苦労した選手といえば、
マスターズの解説でおなじみの中島常幸氏が挙げられるでしょう。

中島常幸選手は、
当時「世界一きれいなスイング」といわれていました。

日本の中では、無敵でした。

4大メジャーすべてでトップ10に入ったのは、
当時日本選手の中では、
中島常幸選手だけでした。

さらに飛躍しようと、スイング改造に踏み切ったのですが、
なかなかうまくいかなかったようです。

当時は、シャローイングという言葉はありませんでしたが、
インパクトゾーンの長いスイングという言葉を口にしていた所を見ると、
シャローイングだったんじゃないかなと思います。

その後、極度のスランプに陥って、
80が切れなくなるほどの落ち込みでした。

スイング改造には、
それほどのリスクを覚悟しなければならないということです。

その後、7年ぶりのツアー優勝を遂げ、
52歳のときに三井住友VISA太平洋マスターズに優勝しました。

確かに、52歳での優勝は凄いことです。

しかし、7年もの時間を要したことや、
メジャー大会で優勝できなかったことを考えると、
スイング改造が成功だったかは微妙なところです。

青木功会長は現役時代にこんなことを言っていました。

スイングを変えればもっと飛ばせるかもしれない、
もっといいスイングはあるかも知れないけれど、
それでは遠回りすることになるから、
今のスイングを続けている。

スイング改造は、
今まで積み上げてきたものをすべて壊して、
一から立て直すことです。

しかも、それが成功か失敗かは、
何年も後になって結果として現れるということです。

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もともとショットの精度に難があった

渋野日向子選手は、
メジャーの全英女子オープンで優勝したり、
日本でも賞金女王争いをしたり、
派手な活躍をしていました。

でも、ショットが素晴らしいかというと、
そうでもないように思いました。

もちろん、並の選手よりは上です。

でも、畑岡奈沙選手のような世界ランキング上位の選手に比べると、
ミスが多いなと感じました。

ショットの精度の差が、
ランキングにも現れていたんじゃないでしょうか?

渋野選手がスイング改造に踏み切ったのは、
そういった理由もあったんじゃないかと思います。

しかし、渋野選手はメジャーに勝っているけど、
畑岡選手は勝っていません。

この差は、どこにあったのでしょうか?

渋野日向子選手が大舞台に強いのは、
ここ一番の勝負強さと、
思い切りのいいパッティングではないでしょうか?

ショットがいくら良くても、
パターが入らないとスコアになりません。

例えば、全英女子オープンのウィニングパット。

下りのラインを、
カップの向こう側にぶつけて入れたパットにつきると思います。

しかし、ショットの精度が上がれば、
もっと強くなれるだろう、
という向上心からスイング改造に踏み切ったのでしょう。

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本人は手応えを感じている

このスイング改造については、
渋野日向子選手本人はかなり手応えを感じているようです。

本人曰く、
ショットの安定度が全然違うそうです。

実際、先日の試合では、
100%フェアウェイキープなんていうラウンドもあって、
ショットは良くなってきているようです。

周りが心配するほど、
深刻な状況ではないような気がします。

しかし、肝心なのは、
スイング改造をして結果が出るかどうかです。

彼女が言うように、
もう一度メジャーに勝てるかどうか?

気になるところですよね。

私は、仮にスイング改造が成功して、
ショットが安定するようになっても、
メジャーに勝つのは難しいと思います。

いくらショットがよくなったとしても、
ショートゲームがよくないとスコアになりません。

それは、マスターズで優勝した松山秀樹選手が証明しています。

パターさえ入っていれば余裕で優勝できていた、
という松山選手を何度も見てきたのは、
私だけではないと思います。

しかし、マスターズで優勝した松山選手は、
難しいパーパットを何回も入れて耐え忍び、
結果、優勝することができました。

つまり、メジャーで優勝するには、
ショットでけでもなく、パットだけでもなく、
すべてが揃わないと優勝できないということです。

パッティングやショートゲームが悪ければ、
優勝できません。

渋野選手のショットが良くなったとしても、
それはごく一部のこと。

スイング改造したことで、
ショートゲームの距離感やパッティングの感覚も
変わってくると思います。

スイング改造による変化も含めてゴルフを構築していかないと、
ステップアップは難しいと思います。

やはりコーチは必要

渋野選手はプロテストから契約している青木翔プロと契約解除して、
今は一人で練習しているそうです。

渋野日向子選手がメジャーで優勝するには、
コーチがいないのではやはり難しいのではないでしょうか?

今やっているスイング改造を、
正しい方向に導くためのコーチは、
やはり必要だと思います。

1日だけ良いラウンドがあっても、
それでスイングが良くなったか、
というとそうではありません。

反対に、悪いラウンドだったら、
スイングが悪いのかというとそうでもありません。

スイングの良し悪しと本人の感覚とは、
全く別のところにある場合もあります。

つまり、一人でやっていては、
方向性がわからなくなることもあります。

スイングのことは石川遼選手に教えてもらっているようですが、
そんな甘くはないと思います。

毎日スイングを見てもらえる訳ではないのです。

それは、石川遼選手の理論が間違っているというわけではなく、
ちょっと見てもらっているくらいで、
スイングが身に付くとは思えません。

松山秀樹選手が目澤コーチを付けてマスターズで優勝できたように、
信頼できるコーチは必要です。

スイング改造は、
選手生命をかけた挑戦だと思います。

そんな重要な挑戦にしては、
ちょっと軽く見すぎているような気がします。

やはり、スイング改造するなら、
コーチやトレーナーを付けて、
真剣に取り組むべきだと思います。

まとめ

以上のことより、
渋野日向子選手のスイング改造についてまとめると、

  • スイング改造の目的はシャローイング
  • シャローイングはショットが安定する
  • スイング改造には時間がかかる
  • パターやアプローチにも影響する
  • 総合的に良くならないとメジャーで優勝できない
  • 専属のコーチは必要

渋野選手のスイング改造が成功か失敗かは本人にしかわかりません。

しかし、スイング改造はただでさえリスクを伴うことです。

何よりも大きなリスクは、
時間を奪われることではないでしょうか?

ただでさえ、女子プロゴルフは低年齢化が進み、
引退年齢も下がっています。

しかも、専属の青木翔コーチと契約解除。

コンパスをもたずに航海に出るようなものです。

青木コーチは、「スイングは教えない」というポリシーがあるようなので、
そのせいなのでしょうか?

本気で成功させる気なら、
早く相性のいいコーチについた方がいいと思います。

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