ショットはいいのに、
アプローチになると、
手が思うように動かない。
そんな、アプローチイップスの悩みで
困っていませんか?
アプローチさえ上手くいけば、
80台が出るのに。
グリーンを目前にして、
叩いてしまうのは悔しいですよね。
でも、
アプローチイップスを克服するのは、
とても難しいことです。
アプローチイップスになって、
引退してしまうプロゴルファーもいます。
なので、アマチュアレベルで、
根本的に克服することは、
まれです。
しかし、アプローチの方法を変えて、
アプローチイップスが
出ないようなショットを
覚えることは有効です。
アプローチイップスが出ないショットを、
数多く覚えておけば、
また80台が出せるかもしれません。
この記事では、アマチュアが
アプローチイップスを克服するために、
覚えておくといいショットについて
まとめてみました。
アプローチイップスとは
イップスとは、緊張した場面で、
手が思うように動かなくなり、
練習通りのプレーができなくなることです。
イップスの原因は、
大きな失敗をした経験によるものです。
例えば、誰でも入りそうな
短いパットを外してしまう、
というケースです。
初心者でも入りそうな
パットを外してしまうと、
本人は非常に恥ずかしい思いをします。
そのため、次は外したくない、
という思いから、
極度に自分にプレッシャーを
かけてしまいます。
こんなパット、絶対外さない。
と思っているうちはいいのですが、
あれ?どうやったら入れられる。
と、打ち方を考え出すところから
始まります。
絶対失敗しないためには、
どうしたらいいのだろう?
と、打ち方にも悩むようになり、
さらに手が動かなくなってしまいます。
プロゴルファーの中には、
手に電流が走る
と表現する選手もいます。
特に、ゴルフのアプローチは、
繊細な力加減が必要なため、
アプローチイップスになるゴルファーは
多いと思います。
アプローチイップスになると、
ダフりやトップ、シャンク、2度打ちなど
初心者でもしないような
ミスをすることがあります。
中級者以上のゴルファーに見られ、
プロゴルファーにもイップスで
悩む選手は多いです。
練習では問題なくできていたことが、
本番になると全くできなくなる病気です。
イップスで悩んだプロゴルファーは、
自身のYouTubeで
明言している横田真一プロや、
左打ちでイップスを克服した
服部真由プロなどがいます。
他にも、
イップスで悩むプロはいるようですが、
なかなか本人が明言することは
少ないようです。
打ち方の問題だけの場合が多い
アマチュアゴルファーで
イップスを謳っている人のほとんどは、
単純に打ち方だけの
問題なのかもしれません。
スコアが悪いことを、
アプローチイップスのせいにして、
自分をごまかしている人もいるようです。
緊張のあまり打ち方が悪くなるのか、
もともと打ち方が間違っているのか。
どちらが正しいのかは微妙なところです。
例えば、ダフりが怖くて、
ヘッドアップしてしまう。
というのは、打ち方の問題でもあり、
精神的な問題でもあります。
正しい打ち方で反復練習をすることで、
克服できるかもしれません。
しかし、
練習で問題なくできていることが、
本番では全くできない。
こうなると、アプローチイップスの
可能性が高いです。
アプローチイップスを克服するには
アプローチイップスを克服するには、
成功体験を積み重ねるしかありません。
アプローチイップスで悩むゴルファーは、
成功するイメージがないからです。
失敗しにくい打ち方をマスターして、
練習で失敗しないことを確認、
実践でも失敗をしない、
という経験を積み重ねれば、
アプローチイップスを克服できます。
しかし、どんな打ち方をしても、
絶対失敗しない、
とは言い切れません。
どんなに簡単なアプローチでも、
- ダフってグリーンに乗らない
- しゃくり打ちで2度打ちする
- トップして大オーバー
といったリスクはあります。
でも、怖いばかりでは、
一生イップスは治りません。
なので、ダフりにくい打ち方、
あるいは道具を使って、
成功体験を積み重ねることが重要です。
失敗しても、諦めないで
やり続けることが大切です。
まずはグリーンオンさせること
アプローチイップスで悩んだら、
まずはグリーンオンさせることを
考えてみてください。
とりあえず、グリーンオンできれば、
寄せツーなら、
それほどスコアは乱れません。
アプローチイップスで悩む人の中には、
寄せようとし過ぎている人も
多いと思います。
寄せようとすると、
打つ方向を見てしまったり、
緊張してしまったりして、
ダフりやトップの原因になります。
しかし、広いグリーンのどこかに乗せる、
という意識を持つことで、
力が抜けて、練習通りのスイングに
なりやすくなります。
力加減はアバウトでいいし、
多少ミスヒットしてもOK。
打つ方向を見ないでも
グリーンオンできます。
まずはそこからです。
イップスが出ない振り幅は?
アプローチイップスで悩むゴルファーは、
振り幅が小さくなると、
発症するのかもしれません。
ハーフショットや、
それより小さい振り幅のショットが苦手、
という人もいるでしょう。
中途半端な距離のアプローチは、
イップスが出やすいと思います。
その場合は、
振り幅を大きくしても飛ばさない、
という打ち方を試してみてください。
例えば、フェースを開いて構えて、
フルショットしてみたら、
どれくらい飛ぶのか?
という練習も、
打ちっ放しでやってみるといいです。
ウェッジを目いっぱい開いたら、
フルショットでも、
40ヤードくらいしか
飛ばないかもしれません。
そのショットは、
残り40ヤードのアプローチで、
使えるはずです。
他にも、
クラブのシャフトを持つくらい
短くグリップしたら、
どれくらい距離が落ちるか?
ハンドレートに構えたら、
どれくらい距離が落ちるか?
というショットも、
練習に取り入れてみてください。
それらを組み合わせることで、
イップスの出ない振り幅で
アプローチすることができます。
イップスが出ないように、
フルショットで距離を
コントロールするのも一つの方法です。
転がしのアプローチを試す
グリーン周りのアプローチは、
転がしのアプローチをすれば、
失敗が少なくなります。
ボールとピンの間に、
障害になる物がなければ、
転がしのアプローチが最も簡単です。
アプローチイップスに悩むゴルファーは、
転がしのアプローチを
試してみることをおすすめします。
ロフト角の少ないクラブほど、
ダフリに強いからです。
例えば、SWで打っているアプローチを、
PWや9Iなどのクラブで、
転がしてみてください。
パターと同じような力加減なら、
とりあえずグリーンには乗せられます。
芝のの抵抗が少ない場所なら、
パターで転がしてもいいです。
ボールを上げるアプローチは、
ダフると全く飛ばなかったり、
トップして大オーバーしたりで、
グリーンにも乗らないこともあります。
振り幅が大きいので、
失敗したときのリスクも大きくなります。
でも、転がしのアプローチにすると、
ミスの幅が小さくなるため、
安心してアプローチできます。
試してみてください。
クラブに頼る
アプローチイップスに悩んだら、
クラブに頼ることも、
考えてみてください。
例えば、グリーン周りのアプローチなら、
チッパーというクラブがあります。
チッパーは、
パターにロフトが付いたような
クラブです。
見た目通り、
パターのような打ち方で打てるので、
ダフりのミスがしにくい
クラブになります。
パターと同じように打っても、
最初にキャリーが出て、
グリーンに落ちた後、転がります。
ロフト角は7~9番アイアンと
同じくらいなので、
転がしのアプローチをする
クラブになります。
でも、上げるアプローチがしたいなら、
SWと同じ55度のチッパーもあります。
また、バンカーやアプローチでのミスを
しにくいように設計された、
ドルフィンウェッジという
クラブもあります。
ドルフィンウェッジは、
キャスコというメーカーで
製造されたクラブです。
ダフッてもソールが滑ってくれるので、
失敗しにくいと評判のクラブです。
アプローチイップスで悩むゴルファーは、
ミスをしにくいクラブを
試してみてもいいと思います。
引く力を利用するといい
アプローチイップスで悩むゴルファーは、
クラブに強く押す力が
かかっているかもしれません。
フェースを真っすぐ合わせようとすると
クラブに押す力が働いて
スイング軌道が安定しなくなります。
押す力で打つと、
余計な動きが入るので
コントロールが難しくなります。
押す力が強いと、
右肩でかぶせるような打ち方になり、
リーディングエッジが刺さりやすくなります。
手首の返しが早くなったり、
パンチが入ったりします。
アプローチは引く力で打った方が、
ミスは少なくなります。
引く力でアプローチをする方法は、
こちらの動画が参考になります。
↓
物を動かすときは、
押す力よりも引く力を利用した方が、
小さい力で動かすことができます。
例えば、バンカーをならすときは、
レーキを押すよりも、
引いた方が抵抗が少なく
楽に感じると思います。
運動場で使うライン引きも、
押すより引いた方が、
キレイな線が引けます。
ゴルフも同じで、クラブを引っ張る方が、
キレイなスイング軌道になり、
ミスは少なくなります。
クラブヘッドは、
マットの上を滑らせるとき、
クラブを引っぱると、
マットの上をキレイに滑ってくれます。
反対にクラブを押すと、
ヘッドが引っ掛かって、
上手く動きません。
クラブを引く力を利用した打ち方は、
左手でリードになり、
目線はボールの後ろを見ながらインパクトします。
ボールの後ろから、
ずるずるとかき寄せるイメージです。
引く力を利用するショットは、
パターでも使えます。
方向性が良くなり、
カップインも増えます。
興味がある人は、
試してみてください。
まとめ
この記事では、
アプローチイップスを克服するために、
覚えておきたいショットについて
お伝えしました。
アプローチイップスは、
失敗経験からアプローチが怖くなり、
思うように手が動かなくなる病気です。
ダフリやトップが怖くなり、
手が縮こまったり、
スイングがぎこちなくなったりします。
アプローチイップスを
根本的に克服することは、
なかなか難しいと思います。
しかし、アプローチイップスの
出ないショットをいくつか覚えることで、
いろんな場面に対応できます。
例えば、
フェースを目いっぱい開いてフルショットする。
転がしのアプローチをする。
ダフリに強いクラブを使う。
引く力を利用する。
など、
アプローチイップスになったら、
とりあえずグリーンに乗せることが
大切です。
カッコ悪いアプローチでも、
とりあえずグリーンに乗せれば、
そこから2パットでホールアウトできます。
スコアを大きく崩すことはありません。
カップに寄せるのは、
グリーンオンできるようになってから、
距離感を養えばいいです。
参考にしてみてください。