松山秀樹の優勝したマスターズの凄さ、難しさとは?

オーガスタ トーナメント
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2021年のマスターズゴルフは、
松山秀樹選手の悲願の初優勝で幕を閉じました。

日本人だけじゃなく、
アジア人の中でも初優勝ということで、
あらためて松山秀樹選手の凄さを感じます。


マスターズゴルフは、
ゴルフの4大メジャー大会のひとつです。

4大メジャーの中で唯一、
毎年同じコースで行われるトーナメントです。

マスターズが行われるのは、
ジョージア州のオーガスタナショナルゴルフクラブ
というゴルフコースです。

このオーガスタナショナルが、
なかなか癖のあるゴルフコースです。

平均飛距離320ヤードを誇るデシャンボーでも、
このコースでは上手くいかないようです。

思うに、マスターズで優勝する選手には特徴があると思います。

この記事では、マスターズゴルフで優勝することの凄さと、
優勝しやすい選手の特徴についてまとめてみました。

出場権の基準が厳しい

マスターズゴルフは、
他のメジャー大会に比べて出場権が厳しくなっています。

出場人数が他のメジャーは140~50人なのに対して、
マスターズは70~80人くらいです。

予選のカットラインも45位タイということで、
非常に少ない人数で行っています。

マスターズゴルフの出場資格は、
世界ランキング50位以内に加えて、
直近のメジャー大会の上位の選手、
全米アマや全英アマなど権威のあるアマチュア大会の優勝者くらいしか出場できません。

日本の賞金王でも、
出場資格がもらえるかどうかわからないのです。

なので、マスターズゴルフは、
出場しただけでも凄い大会といえるのです。

あと、マスターズの出場資格として、
過去の優勝者は永久に出場資格があります。

成績は残していなくても、
マスターズの優勝は名誉なことなので、
何歳になっても出場が許されるのです。

そんなことからも、
マスターズの優勝の凄さがわかるのではないでしょうか?

しかし、永久といっても
さすがに80を切る力がなくなって、
予選通過の可能性がゼロになったら、
暗黙の了解で出場辞退するようです。

今年も、ランガーやウーズナム、ラリーマイズなど、
往年の名プレーヤーが出場していましたね。

優勝した松山秀樹選手も
60歳くらいまで出場できる可能性がある訳です。

60歳になってマスターズに出場する松山選手を見てみたいものです。

続いて、オーガスタの攻略の難しさについてお伝えしたいと思います。

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ピンポイントで打たないといけない

オーガスタナショナルのグリーンは、
とても起伏があって、硬くて速いのが特徴です。

そのため、バーディーを重ねて行くには、
ピンポイントに落とせるショットが必要です。

落としていいエリアと悪いエリアがはっきり分かれているのです。

例えば、2段グリーンの上に行ってしまったら、
100パーセントOKに寄らない、ボギー必至のホールがあります。

でも、ほんの少しの差で、
上手く傾斜を下ってバーディーチャンスにつきます。

このほんのわずかな落ちどころの差で
勝負の明暗を分けるのが
マスターズの面白さであり難しさだと思います。

マスターズで優勝するには
こういった狭い場所に落とせるショットの精度が必要になります。

マスターズの優勝回数の多い選手は、
ジャック・ニクラウス 6回、
タイガー・ウッズ 5回
アーノルド・パーマー 4回です。

顔ぶれを見てもわかるように、
歴代の王者が名を連ねています。

これらを見ても、
真の実力者がマスターズに強いことがわかると思います。

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スピンのかけすぎはよくない

オーガスタナショナルは、
硬くて速いグリーンが特徴です。

なので、短いクラブでグリーンを狙える
飛ばし屋が有利と思う人も多いかもしれません。

でも、必ずしもそうとは限らないのです。

例えば、全米屈指の飛ばし屋デシャンボーが
苦戦していることからもわかるのではないでしょうか。

例えば、7番や9番のグリーンは、
手前から奧に向かって強い上り傾斜です。

そのため、グリーンの奧に落としても、
バックスピンが強いと戻り過ぎて
グリーンの手前に転がり落ちてしまうことがあります。

他にも、12番や15番は、
グリーン手前に落ちるとバックスピンで池まで転がり落ちてしまいます。

逆に、あまりスピンのかからない球で攻めた方が結果がいいのです。

1976年に当時の最小スコアで優勝したレイ・フロイドは
5番ウッドを駆使してオーガスタを攻めたそうです。

止まる球より、
多少ランが出る球で攻めたのが功を奏したんですね。

デシャンボーのように、
ヘッドスピードが速すぎる選手は、
バックスピンがかかり過ぎて上手くいかないのかもしれないですね。

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無理に攻めるとスコアを崩すことも

オーガスタでは、無理に攻めるよりも、
堅実なプレーをした方が良いスコアが出るようです。

例えば、13番や16番はピンを直接狙うと、
落としどころが狭く、池に入れてしまうことがよくあります。

それよりは、傾斜を上手く利用できたプレーヤーの方が、
バーディーやイーグルを取れる可能性が高いです。

11番もグリーンの左が池になっていて、
フェアウェイも左に傾斜しています。

ピンを直接狙うと、池に入るリスクが大きいのです。

引っかけたらもちろん池ですし、
ショートしても左にキックして池に入ります。

なので、グリーンを外しても
右の方に打って行くのが安全ルートです。

無理に攻めて上手くいったとしても、
2回3回と続けるのは難しく、
結局は安全ルートを通った方がスコアがよくなるようです。

でも、傾斜を上手く使おうとしても、
傾斜の上に行ってしまうと、
次が難しくなります。

そこがオーガスタナショナルの難しいところです。

無理に攻めないで、
上手く傾斜を利用できる場所に打つ、
これができるプレーヤーが優勝近いプレーヤーなのかもしれません。

3日目に堅実なプレーができた選手が優勝する確率が高い

マスターズゴルフで優勝する選手の傾向として、
3日目に堅実なプレーをした選手が優勝するようです。

バーディーをたくさん取ったけどボギーも出るゴルフよりは、
安全ルートをとり堅実なプレーでスコアを伸ばした選手の方が、
気分的にも余裕が出るからだと思います。

ピンをガンガン攻めるゴルフは魅力的ですが、
最後までもたずに失速します。

ピンを直接攻めていくと、
池に入ったり、アプローチが難しくなったりするからです。

いくらショットが完璧でも、
ちょっと風向きが変わっただけでも落ち場所が変わってきます。

なので、直接ピンを狙うのは、
リスクが大き過ぎるのかもしれません。

そのわずかな差でスコアを崩すとと、
その選手はスコアを伸ばせず苦しくなります。

優勝を狙ってさらに攻めのゴルフをする、
負のスパイラルに入りなかなかスコアを伸ばすことができません。

なので、余裕をもった攻めで確実にパーオンして、
バーディーが取れチャンスをものにしていくプレーヤーが最後強いのです。

松山選手も、3日目はノーボギーでラウンドして、
優勝に結びつけましたね。

3日目に作った4打差の貯金が
プレーに余裕をもってプレーできたのがよかったのではないでしょうか?

他のプレーヤーは無理に攻めすぎて
逆にスコアを落としてしまったようです。

ハイスコアの出るコースとは違い、
攻め一辺倒では上手くいかないコースのようです。

まとめ

マスターズゴルフは、出場資格が厳しく、
他のメジャートーナメントの半分の人数しか出場できません。

出場しただけでも名誉がある大会です。

4大メジャーの中で唯一、
毎年同じコースで行われる大会です。

マスターズゴルフが開催されるのは
ジョージア州のオーガスタナショナルゴルフクラブです。

オーガスタナショナルを攻略するには

ピンポイントで打てるショットや
スピンコントロールが必要になります。

ヘッドスピードが速く、
バックスピンがかかりすぎる選手は
攻略に苦労するようです。

マスターズに強い選手は、
ジャック・ニクラウスやタイガーウッズ、アーノルドパーマーなど
歴代の王者が名を連ねています。

まさに、マスターズを征するものは真の実力者と言えるでしょう。

松山秀樹選手も、2回、3回と優勝して、
歴史に名を刻んでくれるといいですね。

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