ゴルフで100を切れるか切れないかは
考え方次第で大きく変わってきます。
間違った考え方をしていると、
なかなか100が切れません。
正しい考え方を身につけるためには、
あなたのゴルフを知ることが大切です。
得意なショット、苦手なショット、
何番でどれくらい飛ぶのか
フックなのかスライスなのか
自分のゴルフのスキルを知ることです。
あなたのスキルを考えながら戦略を立てることで、
案外100切りは近づくかもしれません。
ここでは、ゴルフでスコアアップするために、
大切な考え方についてまとめてみました。
ティーショットの考え方
まず、ティーショットで一番やってはいけないのは
OBを打つことです。
なので、ミスしてもOBにならないショットを打つことが大切です。
一度の失敗で確実に2打損をしてしまうため、
OBを最優先の課題です。
そのためには、
- OBでないサイドに打つ
- 両サイドOBの時は曲がらない自信のあるクラブでティーショットする
という考え方をすることが大切です。
上級者とラウンドするとき、
上級者と同じ方向に
ティーショットしていませんか?
ショットが安定していないので、
上級者と同じ方向に打っても
失敗するだけです。
決めつけはいけませんが、
失敗する確率は高いです。
そういった失敗がちりも積もって
スコアに現れます。
なので、ティーショットは、
OBを徹底的に避けた打ち方をすべきです。
セカンドショットで距離を稼げる位置に打つ
OBの次に気をつけることは、
林、バンカーに入らないようにすることです。
セカンドショットで距離を稼ぐことができないと、
3打でグリーンを狙うことが難しくなります。
林に入ると真っ直ぐ飛ばすことができないし、
バンカーに入ると短いクラブで出さなくてはいけません。
1打損する可能性が高くなります。
なので、ティーショットでは、
OBを避けるのと同時に
林やバンカーを避ける打ち方が必要になります。
ドックレックのホールは遠回りする
右ドックレッグや左ドックレッグのホールは、
コーナーを狙ってショートカットしたくなります。
ショットが安定していればいいのですが、
ショットが不安定な人は、
林に入ったりOBになることもあります。
また、コーナーまで距離が出ないと、
木が邪魔で距離を出せないこともあります。
ドックレッグのコーナーは
危険がいっぱいです。
それよりは、コーナーを避けて
遠回りした方がセカンドショットで距離を稼ぐことができます。
確かに、ショートカットをすれば気持ちいいし、
パーオンのチャンスが作れます。
でも、失敗することが多いなら、
遠回りした方がトータルすると
スコアが良くなります。
なので、ドックレッグのホールは、
コーナーを避けて遠回りをする
という考え方が重要です。
セカンドショットの考え方
ティーショットがうまく打てると、
セカンドショットでパーオンが狙えるかもしれません。
しかし、やみくもにグリーンを狙うと
大怪我することがあります。
例えば、バンカーにつかまりうまく出せなかったり、
アプローチで失敗することもあります。
フェアウェイウッドのセカンドショットなら、
OBの危険性もあります。
セカンドショットをどこに打つかで、
パーが取れることもあるし
ダブルボギー、トリプルボギーになることもあります。
漠然とグリーンに打つのではなく、
失敗しても次のショットで
確実にグリーンに乗せられる狙い方をすることが大切です。
例えば、バンカーから乗せられる自信がなければ、
バンカーを避ける狙い方をすべきです。
バンカーに囲まれたグリーンなら、
グリーンを狙わず手前に刻む狙い方もあります。
バンカーに入れるより、
80ヤードをSWのフルショットの方が
結果的にスコアがよかったりします。
林の中やバンカーからは脱出優先
ティーショットで林やバンカーを避ける打ち方をしても、
入ってしまうことはよくあります。
そんなときは、まず脱出が優先です。
例えば、フェアウェイバンカーからは
長いクラブを持たず確実にショートアイアンで脱出することです。
林の中に入ったら、
一番広く空いているところを狙って
フェアウェイに出すことが大切です。
バンカーのあごに当たってもう一度バンカー、
狭いところを狙って木に当てる、
というショットはできる限り避けましょう。
林やバンカーに入ったら、
1打損してもフェアウェイに出し
ミスを最小限に抑える考え方が大切です。
アプローチの考え方
アプローチは、
ピンに寄せるよりグリーンに乗せることを考える
ことが大切です。
なぜなら、寄せようとすると
打つことがおろそかになり
トップ、ダフリにつながるからです。
カップの方に意識が行ってしまうのです。
それよりは、落としどころを決めて、
そこまでの距離を打つことに集中する方が
プレッシャーがかかりません。
上げるより転がしのアプローチ
アプローチが苦手な人は、
転がしのアプローチをおすすめします。
上げるアプローチはトップしてもダフッてもダメです。
それに比べて、転がしのアプローチは、
トップしてもそれほど影響しません。
また、多少ダフッても大きな失敗になりません。
何より、落とし場所が近いので距離が合いやすい、
スイングが小さくて済むのでミスになりにくい、
とメリットがいっぱいだからです。
グリーンエッジから近いアプローチなら、
グリーンエッジを超えたところに落として
後は転がっていくイメージで打ちます。
転がしのアプローチが寄せられるようになると、
グリーンの手前5mは、外してもグリーンと同じ
という意識になり、ショットにプレッシャーがかからなくなります。
なので、グリーン回りのアプローチは、
転がしのアプローチがおすすめです。
パッティングの考え方
パッティングはスコアに直接影響します。
スコアアップを望むなら、
3パター、4パターはできるだけ避けたいですよね。
100切りを目指すなら、
パット数は平均2パットの36にしたいところです。そのための目標は、
- ファーストパットの距離感を合わせる
- 2m以内のパットを安定して入れる
です。
長いパットは距離感を合わせること
長いパットは距離感を合わせることが大切です。
ファーストパットを2m以上残すと、
3パットの確率が高くなります。
なので、少なくても2m以内には寄せたいところです。
そのためには、
実際の距離を歩測して
上り、下りを意識することが大切です。
例えば、歩測した距離が10歩とします。
それが下りのパットなら、
短めの距離を打つ感覚で打ちます。
7歩から8歩くらいの感じです。
グリーンが速いときは
半分以下の感じで打つこともあります。
これが傾斜を意識しないで打つと、
3歩から5歩分オーバーするわけです。
そこで、1打ロスしてしまいます。
逆に上りのパターは、
10歩を12歩、13歩と足し算すればいいわけです。
パターの距離感は、
コースによって大きく変わります。
同じコースでも
季節によっても変わってきます。
例えば、競技会の前は短く刈ったりして
速くなることがあります。
なので、距離感をつかむためにも
必ずラウンド前に練習グリーンで
練習することが大切です。
どれくらいのテークバックで打てば
どれくらい転がるのか
歩測をしながらチェックしてください。
曲がりの大きさはパットの強さで変わる
パターの曲がりの大きさは
強く打つか弱く打つかによって変わります。
例えば下りのパターは
弱く打つ分曲がりも大きくなります。
上りのパターは
強めに打つ分曲がりが小さくなります。
傾斜の強いグリーン
速いグリーンでは
では結構影響が大きいです。
ファーストパットを少しでも近くに寄せたい場合は、
これらのことを意識してみてください。
2m以内のパットは安定して入れる
ショートパットを安定して入れるようにすることは
スコアアップには必要不可欠です。
100切りを目指すなら、
1~2mくらいのパターを
半分以上は入れられるようにしたいですよね。
ショートパットが入らない原因はただ一つです。
それは、パターのフェイス面が
狙った方向を向いていないから。
打つ時にパターのフェイスが右や左を向いていると
ボールはその通りに転がっていきます。
なので、そこだけを気を付ければ
ショートパターは入るようになります。
まず、アドレスでパターのフェイスを目標に向けます。
そして、テイクバックからインパクトまで
パターのフェイスが目標を向いていることを確認してください。
そうすれば、目標方向にボールが転がるはずです。
短いパターだと気を抜かず、
パターのフェイスを目標に向ける
というチェックを怠らないことが大切です。
2段グリーンのパターの考え方
もし段差のあるグリーンの反対側に乗ってしまったら
距離感を注意しなければいけません。
例えば、2段グリーンの下からパターを打つときは
段差を登りきらないと
元の位置に戻ってくることがあります。
すると、よくて3パット、
最悪4パットになる可能性もあります。
なので、2段グリーンの下からは
まず、1回で段の上に打つことを意識することが大切です。
多少オーバーしても
3パットしてもいいので、
強めに打って段の上に打ちましょう。
登りきらずボールが戻ってくることは
絶対避けなければいけません。
また、2段グリーンの上からパターするときは
どこに止めたら惰性で転がるのかを考えて打ちます。
段差の部分でどちらに曲がるのかな?
そうするとどこを狙えばいいのかな?
どれくらいの強さが必要かな?
と意識してみると上手くいきます。
しかし、どんなにうまく打っても、
傾斜が強すぎるときは
大きくオーバーしてしまうこともあります。
その時は、仕方ないと切り替えて、
次のパターに集中しましょう。