あまりお目にかからないと思いますが、
大雨が降るとバンカー内に
水たまりができることがあります。
めったにないことだけに、
水たまりに打ち込んだら、
どうしていいかわからないかもしれません。
しかし、
正しい処置の仕方を知っていれば、
賢く立ち回れると思います。
バンカー内の水たまりの処置は、
ドロップする場所を選ぶことができます。
状況に応じて
的確な処置を選択することで、
スコアもよくなります。
無茶なショットをして、
スコアを崩さないためには、
正しいルールを知ることが大切です。
この記事では、
バンカー内の水たまりの処置の方法と、
スコア的に有利になる選択方法
についてまとめてみました。
バンカー内の水たまりに入った場合の処置
バンカー内の水たまりに
入った場合の処置は、
大きくわけて2つの方法で
処置することができます。
一つは、
バンカー内にドロップする処置、
もう一つは、
バンカーの外にドロップする処置です。
両者は自由に選択することができます。
なので、
バンカー内にドロップできても、
バンカーの外にドロップしても
いいということです。
バンカー内なら無罰で動かすことができる
まず、
バンカー内の水たまりに入ったボールは、
バンカー内なら
無罰で動かすことができます。
打てると判断した場所から、
1クラブレングス以内にドロップします。
水の中に入ったらペナルティだ、
と思う人がいるかもしれませんが、
無罰です。
ただし、カップに近づいてはいけない、
という制限付きです。
カップに近づかない場所に、
打てる場所があれば、
そこにドロップすることができます。
しかし、打てる場所がない場合は、
バンカーの外に
ドロップするしかありません。
バンカーの外にドロップする場合は、
1打罰になります。
例えば、2打目で入った場合は、
次は4打目になります。
こればっかりはルールなので
仕方ありません。
1ペナルティーが嫌な場合は、
水の中からでも打つことができます。
しかし、打った後びしょ濡れになるし、
そもそも出るかどうかわかりません。
なので、水の中から打つのは、
あまりおすすめできません。
水が浅い場所にもドロップできる
もし、バンカー内で、
カップに近づかない場所に、
水のない場所がなかったとしても、
水の浅い場所に
ドロップすることは可能です。
ボールが半分以上
顔を出している状況なら、
脱出できるかもしれません。
ただし、水の中から打ったら、
びしょ濡れになるかもしれません。
でも、1ペナルティーが嫌なら、
水の浅い場所から打つ、
という選択肢もあります。
どっぷり水につかった状況よりも、
かなり成功率は上がると思います。
1打罰でバンカー外に出せる
バンカー内の水たまりに入ったら、
1打罰でバンカーの外に
出すことができます。
例えば、2打目で入った場合、
バンカーの外から
4打目で打つことになります。
出す場所は、
ボールとカップを結んだ、
後方線上です。
後方線上ならどこまで下がってもOKです。
後方ならフェアウェイでも大丈夫です。
カップとボールを結んだ
後方線上に基点を決めて、
そこから1クラブレングス以内に
ドロップをします。
アンプレアブルの場合、
バンカーの外に出すのは2打罰なので、
水たまりの場合は1打お得
ということになりますね。
バンカーからあまり飛ばせない状況なら、
1ペナ払ってバンカーの外に出した方が、
スコアが良くなる可能性が高いです。
フェアウェイバンカーならバンカーの外にドロップ
バンカーからのショットは、
長いクラブで打てないことが多いので、
フェアウェイバンカーに入った場合は、
バンカーの外にドロップすることを
おすすめします。
一般的に、
水は低い場所にたまりやすいので、
バンカー内にドロップできる場所は、
傾斜になっていることが多いと思います。
水たまりの左側はつま先下がりになるし、
後ろ側は左足下がりになります。
球を上げることが難しい状況が多いです。
それなら、1ペナルティー払っても、
バンカーの外に出せば、
フェアウェイウッドも使えます。
バンカーショットに比べて、
十分に飛ばすことができるなら、
1ペナルティー払う価値はあります。
ただし、全ての場合では
当てはまらないかもしれません。
でも、
- バンカーからグリーンに届かせる自信がない
- バンカーから十分に飛ばせる自信がない
こんな場合は、バンカーの外に
ドロップすることをおすすめします。
ドロップした後の状況を
よく考えた上で選択してください。
グリーン周りのバンカーならバンカー内にドロップ
グリーン周りのバンカーなら、
あまり距離を出す必要がありません。
なので、
わざわざバンカーの外に出す
必要はないと思います。
バンカーの後方にドロップすれば、
バンカー超えの
難しいアプローチが残ります。
1ペナルティー払って、
難しい状況にするのは、
あまり良い選択ではありませんね。
なので、バンカー内に
ドロップできる場所がある場合は、
バンカー内にドロップすることを
おすすめします。
ただし、
バンカーショットがどうしても苦手、
バンカーから出ない、
打ちたくないという人は、
バンカーの外にドロップする
という選択肢もあります。
でも、バンカー内にドロップした方が、
スコア的には有利です。
状況をよく見て判断してください。
まとめ
この記事では、
バンカー内の水たまりの処置や、
的確な処置の選択方法について
お伝えしました。
バンカー内の水たまりの処置は2つ
- バンカー内に無罰でドロップする
- バンカーの外に1打罰でドロップする
状況に応じて
的確に処置を選択することで、
スコアにも影響してきます。
一般的に、
- 飛距離が必要なフェアウェイバンカーならバンカーの外
- 飛距離の必要のないグリーン周りのバンカーならバンカー内
にドロップした方が
スコア的に有利になると思います。
ただし、フェアウェイバンカーから
十分に飛ばせる自信があれば、
バンカー内にドロップした方が
いいと思います。
また、グリーン周りのバンカーでも、
脱出する自信が無ければ、
バンカーの外にドロップした方が
いい場合もあります。
状況次第になるとは思いますが、
知っているのと知らないのでは、
大きく違います。
正しい処置の方法を覚えて、
うまく使い分けられるようにしてください。