ゴルフで80台を出すためには、
どんな練習をすればいいか?
100切りできたゴルファーなら、
誰しもが考えると思います。
しかし、100切りできたゴルファーが
30%なのに対して、
80台が出たゴルファーが15%と、
ちょっとハードルが上がります。
80台を出すためには、
ショット、アプローチ、パットが、
ある程度コントロールできる
必要があります。
そのため、あなたのスイングの傾向や、
苦手なショットなどを把握して、
修正を加えることが大切です。
この記事では、
ゴルフで80台を出すために、
練習で意識することについて
まとめてみました。
80台を出すために必要なこと
ゴルフで80台のスコアは、
18ホールで平均ボギー以下で
ラウンドする必要があります。
18ホールで17オーバー以下。
パーの数がダブルボギー以上の数より、
上回る必要があります。
そのため、ダブルボギー以上のホールを
なるべく減らすことが大切です
ダブルボギー以上に繋がるミスは、
- OB
- 池
- 林
- 3パット
これらのミスを極力減らすことが、
80台につながります。
そのために必要なスキルは、
- ティーショット、セカンドショットの距離、方向を安定させる
- アプローチは確実にグリーンオンさせる
- 3パットは極力減らす
これらのことを目標に、
練習していく必要があります。
80台を目指すなら知っておきたい数値
ゴルフスイングには
さまざまな理論があります。
しかし、どの理論を参考にするにしても、
形だけを真似しても上手くいきません。
ゴルフのショットは物理現象です。
全ては、インパクトの瞬間の状態で、
決まります。
なので、
どんな素晴らしいスイング理論でも、
インパクトの状態が悪ければ、
安定したショットは打てません。
ショットを良くするためには、
インパクトから逆算して、
スイングを考えることが大切です。
なので、あなたのショットの、
インパクト前後のクラブの状態を
知ることが重要になります。
80台を目指すなら、
知っておきたい数値があります。
それは、
- ミート率
- クラブパス
- フェースアングル
- フェーストゥパス
です。
これらは、インパクト時の、
クラブヘッドの状態を示します。
ショットの良し悪しは、
これらの数値によって決まります。
これらの数値を
チェックしながら練習すれば、
あなたのスイングの
悪い部分もわかってきます。
これらの数値は、
弾道測定器を使えば、
知ることができます。
ミスショットの原因がわからず、
もやもやしている人も、
弾道測定器でインパクトの状態を知れば、
一目瞭然です。
スイングの修正も、
やりやすくなるはず。
弾道測定器がある練習場もありますが、
無い練習場も多いと思います。
今は、10万円以下の測定器で、
これらの数値を知ることもできます。
持ち運びができるので、
練習場に持ち込んで、
毎回測定できます。
興味のある人は、
試してみてください。
ミート率
ミート率とは、
クラブのヘッドスピードに対する、
ボールスピードの割合です。
ミート率が高い程、
遅いヘッドスピードでも、
ボールの初速は速くなり、
飛距離が出るようになります。
いくらヘッドスピードが速くても、
ミート率が悪いと、
ボールは飛びません。
ミート率は、
ボールを芯で捕えられているか、
という目安になります。
ミート率が安定すれば、
ボールを芯で捕えられていますから、
安定して飛ばすことができます。
ボールを芯で捕えていれば、
ミート率はおおむね1.5くらいになります。
(それ以上になることもあります。)
なので、練習するときは、
ミート率を意識することが大切です。
クラブパス
クラブパスとは、
クラブヘッドの通る軌道です。
クラブパスが
目標方向に真っすぐ向いている時は、
0°の数値になります。
これがストレート軌道になります。
そして、
目標に対して軌道が左を向いている時は、
アウトサイドイン軌道
右を向いている時は、
インサイドアウト軌道になります。
(左利きの場合は逆になります。)
ストレート軌道は、クラブヘッドが
目標に向かって動いている、
という状態です。
上達するためには、
クラブパスをできるだけ、
ストレートに近づけることが大切です。
しかし、完全に
ストレートにすることは難しい。
アウトサイドインか、
インサイドアウトの
どちらかになることが一般的です。
しかし、数値が大きくなるほど、
アウトサイドインや、インサイドアウトが
強くなるということです。
アウトサイドイン軌道が大きくなると、
スライスしたり、
引っかけボールがでたりで、
球筋が安定しません。
また、インサイドアウトが大きくなると、
フックが出たり、
ダフりが出たりして、
こちらも球筋が安定しません。
80台を目指すなら、
クラブパスをストレートに近い位置で
安定させることを目指してください。
フェースアングル
フェースアングルとは、
インパクト時の、
クラブフェースの向きのことです。
インパクト時のクラブフェースが、
目標方向を向いている時に0°になります。
この数値は、
ショットの出だしの方向になります。
インパクトで
フェースが右を向いていれば、
出玉は右に飛び、
左を向いていれば、
出玉は左に飛びます。
上達するためには、
やはりフェースアングルも、
目標方向に近い向きを
目指すことが大切です。
しかし、フェースアングルは、
意図的に右を向けたり、
左を向けることもあります。
ドローボールを打つ時は、
クラブフェースを開くし、
フェードボールを打つ時は、
クラブフェースを閉じて打ったりします。
クラブパスとの関係で、
最適なフェースアングルは変わってきます。
しかし、この数値も大きくなりすぎると、
大きなミスにつながります。
なので、フェースアングルも、
なるべく0°に近づけるように、
練習してください。
フェーストゥパス
フェーストゥパスとは、
クラブパスに対する
フェースアングルの方向になります。
クラブパスと
フェースアングルが同じ方向なら、
数値は0°になります。
この数値は、
ボールの曲がりを示しています。
0°の場合は、
フェースアングルの方向に、
真っすぐ飛んでいきます。
クラブパスに対して、
フェースが左を向いていればフック、
右を向いていればスライスになります。
フェースアングルが右を向いていても、
インサイドアウトがそれより大きければ、
フェーストウパスは左向きになり、
右に出て左に戻ってくるショットになります。
しかし、
クラブパスやフェースアングルが、
0°からかけ離れていると、
ボールが上がらなかったり、
スライスが大きくなって、
飛距離が出なくなります。
なので、練習するときは、
クラブパスやフェースアングルは、
なるべく0°に近くなることを
目標に練習することをおすすめします。
目標より右側や左側に打つ練習
ゴルフで
ダブルボギー以上叩く原因として、
アプローチで難しい場所に打ってしまう、
ということも挙げられます。
どんなに上手く打っても、
グリーン上に止まらない、
というアプローチを残せば、
グリーンの近くからでも、
ボギーを取ることが難しくなります。
バンカー超えのアプローチや、
傾斜の強い場所からのアプローチは、
できるだけやらないような
マネジメントも必要です。
そのためには、
目標ばかり狙うのではなく、
目標の右側や、
左側に打つ練習も効果的です。
目標の右側や
左側に確実に打つことができ、
その精度が良くなれば、
- ティーショットで打ってはいけない場所を避けられる
- アプローチがしやすい場所に打つことができる
- 少しくらい曲がっても許すことができる
- 狙った方向に打たなければいけないというプレッシャーが減る
といったメリットがあります。
いつも狙った方向に打つばかりでは、
- 意図しない方向に曲がってしまう
- 曲がる方向によってはゴルフが難しくなる
- 真っすぐ打たなければ、とプレッシャーになる。
といった悪循環になります。
安定したスコアを出すなら、
コースマネジメントできる力も必要です。
あなたが意図しない場所に打つ確率は、
極力減らす必要があります。
そのためにも、
目標より右側や左側に打つ練習は、
必要になります。
ハーフスイングの練習は超重要
80台を目指すなら、
アプローチは確実に
グリーンに乗せることが大切です。
50ヤード以内のアプローチを、
1回でグリーンに乗せられないと
ダブルボギー、
トリプルボギーになってしまいます。
ラウンド中は、1ホールで、
アプローチを2回以上しないことを
意識しましょう。
アプローチを
確実にグリーンに乗せるには、
ハーフスイングの練習が有効です。
ハーフスイングとは、
フルショットの半分の振り幅で
打つ練習です。
グリップの位置が、
テークバックで腰の高さで、
フォローでも腰の高さで止めて打ちます。
この練習をすることで、
振り幅が小さくなっても、
確率良くミートできるようになり、
アプローチの失敗が少なくなります。
ハーフスイングの練習は、
こちらの動画を参考にしてください。
この、
ハーフスイングのショットができれば、
スイング軌道が安定して、
それより大きな振り幅のショットにも
好影響になります。
動画では、
9Iでの練習を推奨していますが、
SWやAWにクラブを変えれば、
それより短い距離のアプローチにも
対応できます。
80台を出すには、アプローチを
グリーンに乗せることが大切です。
なので、難しい打ち方は、
あまり必要ないと思います。
ハーフスイングをベースに、
いろんな距離のアプローチができれば、
目標の80台に近づけるはずです。
パット数を減らすための練習
ゴルフのスコアに占めるパット数は、
40%と言われています。
パット数を減らすことは、
スコアアップに直結します。
ショットが上手くいかなくても、
パット数が70台レベルなら、
80台を出すことも可能です。
スコア90を切るなら、
90×0.4=36
パット数の目標は36以下です。
80台を目指すなら最低でも、
パット数は1ホール平均2パット以下を
目標にすることが大切です。
そのために必要なことは、
- ロングパットの距離感を磨く
- ショートパットを外す確率を減らす
この2点に集中することです。
ロングパットの距離感を磨く
ロングパットは、
入れにいくよりも、
距離感を合わせることが大切です。
ロングパットの距離感が合わないと、
3パットが増えて、
平均2パットの目標を
クリアすることが難しくなります。
ショートパットが入る確率は、
アマチュアゴルファーで
1mが入る確率は80%以上ありますが
2mになると40%以下になります。
セカンドパットの距離は、
1mの違いで入る確率は
半分以下になります。
なので、
ロングパットの距離感を合わせることは、
スコアアップには必要不可欠になります。
ロングパットの目標は、
距離の10%以内に寄せること。
例えば、
10mのパットは1m以内
20mなら2m以内
という具合です。
そのための練習は、
自分で測った距離を打つ練習です。
歩測で5歩、10歩、15歩、20歩と、
あなたなりに距離を測り、
その距離を打つ練習をすることで、
ロングパットの距離感を
磨くことができます。
距離の測り方は、
歩測をしてもいいし、
距離計を使って測ってもいいです。
自分なりの距離の測り方をして、
その距離をパターで打つ練習をします。
距離が長くなるにしたがって、
振り幅が大きくなり、
インパクトも強くなります。
しかし、なるべく一定のリズムで、
インパクトが強くなりすぎないよう、
注意することが大切です。
どの距離でも、
10%以内に寄せることを目標に、
練習しましょう。
この練習をすることで、
パターを打つ距離の基準ができて、
他のコースに行っても
応用することができます。
同じ10歩の距離でも、
グリーンが速ければ、
7歩くらいの距離感で打てばいいし、
グリーンが遅ければ、
13歩くらいの距離感で打てばいいです。
そのコースでのグリーンの速さは、
練習グリーンでも同じ練習をして、
距離感を掴むようにしましょう。
このように、
自分で測った距離を打つ練習で、
パターの距離感も良くなるはずです。
ショートパットを外す確率を減らす
ロングパットを寄せても、
ショートパットが入らなければ、
3パットが増えます。
なので、ショートパットの練習は、
とても重要です。
ショートパットの方向性が良くなれば、
長いパットが入る確率も増えます。
ショートパットは、
パターマットやじゅうたんの上なら、
自宅でもできます。
練習用のカップを購入してもいいし、
ペットボトルなどにぶつけるだけでも、
練習になります。
ショートパットは、自宅でもできるので、
毎日練習をすることをおすすめします。
ショートパットは、
出玉の方向が全てです。
なので、ショットの場合と同じく、
インパクト時の
フェースの向きが重要です。
ショートパットの確率を上げるには、
アドレスでフェースの向きが、
目標方向を向いていること大切です。
ここがズレていると、
ショートパットの確率は、
著しく落ちます。
また、
テークバックでフェースを開いて引くと、
インパクトで真っすぐに戻りにくくなり、
これも方向性が悪くなります。
ショートパットの練習をする時は、
この2点を注意しながら練習すると、
確率が上がるはずです。
まとめ
この記事では、
ゴルフで80台を出すために、
練習で意識することについて
お伝えしました。
- ミート率、クラブパス、フェースアングル、フェーストウパスを意識して練習する
- 目標より右側や左側に打つ練習をする
- ハーフスイングを練習する
- ロングパットは自分で測った距離を打つ練習
- ショートパットはフェースの向きを気を付ける
これらのことを意識して練習すれば、
フルショットやショートゲームの精度が
高くなるはずです。
苦手なショットがある人は、
参考にしてみてください。
ショットの精度を上げるには、
弾道測定器を使って、
インパクト前後の状態を
知ることが重要です。
弾道測定器は、
備わっている練習場もありますが、
無いところも多いです。
ガーミンの弾道測定器は、
インパクト前後の状態も、
数値で知ることができます。
小型なので、練習場に持って行って、
あなたのショットを
診断することができます。
興味のある人は詳細をご覧ください。