ティーショットがOBになりそうで、
暫定球を打った。
運よく最初の球がセーフだったが、
打ちにくそう。
というケースは良くあると思います。
プレーすることが難しそう、
という場合はアンプレアブルで、
ボールを動かすことができます。
しかし、アンプレアブルで、
ドロップできる場所は3つ。
- 元の位置まで戻る
- ボールとピンを結んだ後方線上
- ボールから2クラブレングス以内
もし、2も3もちょうどいい場所がないときは、
元の位置まで戻る必要があります。
でも、元の位置に戻るのは、
時間もかかるし面倒くさい。
そのボール、OBになった時のための、
暫定球を4打目として使えないか?
プレーファストのために打った暫定球は、
有効活用できないのでしょうか?
もう一度アンプレアブルの処置が必要
結論から言うと、
アンプレアブルのために、
暫定球を打つことはできません。
最初に打ったボールは、
OBじゃなかった以上インプレーになり、
暫定球は無効になるからです。
2クラブレングス以内にも、後方線上にも、
ドロップできそうにない場合は、
面倒くさいですが、
元の位置まで戻ってプレーするのが、
ルールになります。
もし、元に戻るのが嫌なら、
そのまま打つか、
ルールに基づいたアンプレアブルの処置で、
プレーするしか無くなります。
プレーを早くしたければ、
ボールの近くで
何とか打てそうな場所にドロップして、
プレーを続けるのが現実的かと思います。
暫定球が打てるのはOBかロストボールの場合
暫定球でプレーできるのは、
最初の球がOBかロストボールの場合です。
ボールを探す時間は3分。
その間でボールが見つからないか、
OBであることがわかった場合は、
最初の球が無効になり、
暫定球でプレーすることができます。
しかし、その間にボールが見つかり、
OBでなければ、
最初の球がインプレーになります。
その場合は、
暫定球は無効になるので、
注意が必要です。
最初の球を探さないのはアリ
もし、最初の球は林の中で、
プレーしにくいことがわかっている場合は、
探さないという選択もできます。
もし、最初の球でプレーしたくない時は、
同伴者やキャディーに、
最初の球を探さないように、
頼むことができます。
もし、最初の球が見つかる前に、
暫定球を打った場合は、
最初の球が無効になり、
暫定球でプレーを続けることができます。
しかし、暫定球を打つ前に、
最初の球が見つかった場合は、
最初の球でプレーしなければいけません。
暫定球は無効になります。
あなたが暫定球でプレーしたくても、
同伴者がボールを
探してくれているかもしれません。
もし、暫定球を打つ前に、
最初のボールが見つかったら、
ペナルティーを取られます。
なので、最初の球を打ちたくない時は、
事前に探さないことを
伝えるようにしましょう。
暫定球を打ってしまったら
もし、最初の球がセーフなのに、
暫定球を打ったら、
誤球の扱いになります。
誤球は2打罰で、
正しい球を打たなければいけません。
もし、
最初のティーショットがセーフなら、
そのボールを4打目として、
プレーを続けます。
アンプレアブルの処置をしたら、
次は5打目です。
アンプレヤブルで、
3打目で打てるところが、
5打目になってしまうので、
注意が必要です。
この場合、暫定球を何回打っても、
スコアにカウントされません。
途中で指摘されたりして、
正しい球を打つ時でも、
4打目からプレーになります。
最初の球が
OBやロストボールじゃなかったら、
暫定球は無効になります。
間違えて打たないように注意が必要です。
まとめ
この記事では、
アンプレアブル宣言をして、
暫定球を打つことができるか、
についてお伝えしました。
アンプレアブルにしたいけど、
ドロップできそうな場所がない。
そんな時に、
元の位置から打った暫定球は、
使うことができないか?
というケースはあると思います。
結論は、
アンプレアブルにして、
暫定球を打つことはできません。
最初の球でプレーできる時点で、
無効になるからです。
アンプレアブルでプレーを続ける時は、
暫定球は無効になっています。
暫定球を打つことができるのは、
最初の球がOBかロストボールの
場合のみです。
しかし、暫定球でプレーした方がいい、
と判断した場合は、
最初の球を探さない、
ということはできます。
3分間ボールを探しても見つからないなら、
ロストボール扱いになり、
暫定球は有効になります。
ただし、暫定球を打つ前に
ボールが見つかった場合は、
最初の球が有効になります。
ボールが見つかったのに、
暫定球を打ったら、
ペナルティーになるので、
注意が必要です。