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これって意味あるの?男子ゴルフのメルセデストータルポイントとは?

メルセデストータルポイントランキング
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あなたは、
メルセデストータルポイントランキング
をご存じですか?

日本ゴルフ機構が、
総合的に優れた選手を決めるために、
考案したランキングです。


今年、No1になったのは、
蝉川 泰果選手です。

賞金王の中島啓太選手や、
2位の金谷拓実選手を押さえてのNo1です。

賞金3位の蝉川選手に総合力がない、
とは言いませんが、
中島選手や金谷選手の方が、
総合力が上なのでは?

と、思ってしまいました。

そこで、
メルセデストータルポイントについて、
調べてみました。

メルセデストータルポイントとは?

画像引用元
ジャパンゴルフツアーHPより

メルセデストータルポイントランキングは、
1999年より採用されている
ポイントランキングです。

上の表は、上位5人の選手と、
ポイントの内訳になります。

このシステムは、
日本ゴルフ機構が、年間を通して、
総合的に優れた選手を決めるために、
考案したものです。

年間1位の選手には、
賞金100万円と、
メルセデスベンツが贈られるようです。

メルセデストータルポイントは、

の9部門から算出します。

ポイントは、各部門の順位が
そのままポイントになります。

1位が1ポイント
10位は10ポイント、
といった感じです。

なので、ポイントが少ないほど、
上の順位になります。

例えば、1位の蝉川選手は

平均ストローク3位
平均パット11位
パーキープ率10位
パーオン率5位
バーディー率2位
イーグル率1位
ドライビングディスタンス6位
フェアウェイキープ率52位
サンドセーブ率10位

なので、3+11+10+5+2+1+6+52+10=100

で、100ポイントです。

以下、
2位の中島選手が132ポイント、
3位の金谷選手が186ポイントと
ポイント数が大きいほど
下の順位になります。

ポイントの内訳をみると、
3位の金谷選手の方が順位は安定していて
ポイントがよさそうです

でも、
年間通じてイーグルが無かったようで、
最下位の103位となっています。

そこだけで、
100ポイント以上の差が出ているんですね。

イーグルが取れないだけで、
順位が落ちるのは
ちょっと不公平な気がしますね。

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順位をそのままポイントに?

私がこのシステムでおかしいと思ったのは、
各部門の順位がそのまま
ポイントに繁栄されていることです。

部門別に見たら、
差が大きい部門もあれば、
差が小さい部門もあります。

例えば、1位と2位で大差があっても、
ポイントは1ポイントしか変わりません。

同じような差があっても、
1位と最下位で
100ポイント以上の差になる。

これは公平性に
欠けるのではないでしょうか?

例えば、陸上の10種競技なら、
種目ごとに記録をポイント換算して、
ランキングを決めています。

選手の出した記録を、
ポイント換算している。

これなら、
公平な順位と言えると思います。

大差があっても、無くても、
順位=ポイントでは、
不公平な気がします。

確かに、各部門の成績を数値化するのは
難しいのかもしれません。

でも、
順位がそのままポイントになるのは、
ちょっとザックリし過ぎでは
ないでしょうか?

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イーグル率と平均スコアが同じ評価?

総合力を決めるのに、
イーグル率と平均スコアが
同じ評価にされるのは、
ちょっと疑問です。

確かに、イーグルの取れる選手は、
魅力的で観客を喜ばせる力があります。

でも、イーグル数は、
飛ばし屋の特権みたいなものです。

飛ばない選手が、
イーグルが少ないのは仕方ありません。

なので、飛ばない選手には、
不利になると思います。

そもそも、イーグルなんて、
そんなに出るものではありません。

1位の蝉川選手で、年間23個です。

4日間の試合で、
1試合に1個くらいですね。

イーグルが取れるので魅力的、
という評価はあっても、

総合力に貢献しているとは思えません。

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なぜドライビングディスタンス?

私が一番疑問に思ったのは、
総合力を決める要素に、
ドライビングディスタンスが
入っていることです。

ドライビングディスタンスは、
非常に曖昧です。

例えば、戦略的な選手は、
ドライバーを使わないホールもあります。

狭いホールや、
突き抜けてしまうホールは、
ドライバーを使いません。

ドライバーを使うか使わないかは、
選手によって変わります。

本当は飛ばせるのに、
優勝がかかっているから、
飛ばさない選手もいるはず。

逆に、優勝のかかっていない選手は、
一発を狙って
ドライバーを握るかもしれません。

なので、
ドライビングディスタンスの数字は、
あまり信用できないと思います。

まして、総合力とは
かけ離れている部門ではないでしょうか?

総合力なら平均スコアでは?

そもそも、
総合力=平均スコアではないか
と思います。

いくら飛ばしても、
スコアに結び付かなければ、
総合力があるとは思えません。

イーグルやバーディーをたくさん取っても、
ボギー、ダブルボギーが多ければ、
成績は良くなりません。

選手の総合力は
スコアに現れるのではないでしょうか?

イーグル率や
ドライビングディスタンスは、
別に表彰すればいい話です。

ごちゃまぜにしてしまうと、
訳の分からない結果になると思います。

なので、最も総合力のある選手が、
このような決め方をするのは、
いかがなものかと思ってしまいます。

まとめ

この記事では、男子プロゴルフの、
メルセデストータルポイントランキング
についてお伝えしました。

このランキングは年間を通して、
総合力の優れたプレーヤーを決めるための
ランキングになります。

しかし、ポイントを決める要素に、
関係なさそうな部門も含まれるので、
本当に総合力のある選手が
選ばれているのかどうかは疑問です。

実際、飛ばし屋で
イーグルの取れる選手が有利に、
飛ばなくてイーグルが取れない選手に
不利が生じています。

確かに、賞金王に関しては、
試合ごとに賞金が変わるので、
総合力とは少しズレているかもしれません。

でも、
女子ゴルフでは賞金ランキング以外に、
試合のランクに応じたポイントを決めて、
メルセデスランキングを採用しています。

これなら、不公平のない
ランキングになると思います。

日本ゴルフ機構は、
なぜこのようなシステムを採用したのか?

日本の男子ゴルフは、
このようなことをしていると、
ますます人気が無くなるのでは?

と心配になります。

あなたは、どう思いますか?

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