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マスターズ21位の松山秀樹の賞金が日本の優勝賞金より高い件

マスターズ賞金
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2025年のマスターズは、
ローリーマキロイ選手の優勝で
幕を閉じました。

ジャスティンローズ選手とのプレーオフで、
最後のバーディーパットを決めた瞬間、
グリーンにうなだれた姿が感動的でしたね。


マキロイ選手は、
歴代で6人しかいない、
キャリアグランドスラムを達成しました。

アメリカ選手以外では、
2人目というのも驚きです。

この優勝で、
マキロイ選手は420万ドル(約6億円)
の賞金を手にしました。

日本の松山英樹選手は、
3日目まで調子が振るいませんでしたが、
最終日、66とスコアを伸ばし、
21位タイでした。

松山選手の賞金は、
21万ドル(約3000万円)です。

この賞金額が話題になっています。

ちょうど日本プロゴルフ選手権の
優勝賞金と同じだからです。

日本の優勝賞金がマスターズの21位と同じって?

日本の賞金王でも
マスターズの予選通過できないんだから、
日本は高過ぎるんじゃないの?

そんなつぶやきがあります。

しかし、ゴルフの実力は
賞金だけで決まるものではありません。

優勝賞金は試合によって大きく異なり、
実力以上の賞金がもらえる試合もあります。

そもそも、マスターズの賞金は
高くなりすぎです。

この記事では、マスターズの賞金が
高くなりすぎている理由について
まとめてみました。

日本の賞金総額は30年前と同じ

そもそも、日本の男子の賞金額は、
30年前と変わっていません。

多くの試合は、賞金総額1億円、
優勝賞金1800万円です。

最も賞金額が高い試合は、
ダンロップフェニックスで、
賞金総額2億円、優勝賞金が4000万円です。

賞金総額でも、
マキロイの優勝賞金にかなわないですね。

こんな状況では、
世界のトッププレーヤーが、
来日してくれることは、
考えられません。

30年前は、日本とアメリカの賞金総額が、
それほど変わらなかったため、
世界のトッププレーヤーを
呼ぶことができました。

グレックノーマン、
ジャックニクラウス、
タイガーウッズなど

日本のトーナメントで、
トッププレーヤーのプレーを
見ることができた。

しかし、
賞金額が20分の1しかないトーナメントに、
マキロイやデシャンボーを
呼ぶことは考えにくいです。

日本の賞金が安過ぎる、
ということは、日本の男子選手にとって、
不利な状況と言えます。

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アメリカツアーの賞金は高騰し過ぎている

そもそも、アメリカツアーの賞金は、
かなり高騰しています。

その原因は、LIVゴルフの存在にあります。

LIVゴルフは破格の契約金で、
トッププレーヤーを参加させ、
賞金もアメリカツアーの2倍以上。

そのため、選手がLIVゴルフに流出する、
という事態になりました。

LIVゴルフと契約した選手は、
アメリカツアーに出場できない。
(メジャー大会以外)

LIVゴルフの試合は、
世界ランキングのポイントにはならない。

というルールがあり、
多くの選手は世界ランキングから
外されてしまいました。

選手をとどめておくには、
賞金を上げるしかない。

そんな事情があって、
賞金が高騰しているのです。

実際、2024年のLIVゴルフに参加した
香妻陣一朗選手は、優勝していないのに、
年間3億円の賞金です。

日本の賞金王より
はるかに高い賞金を手にしています。

香妻選手は日本の賞金王でもないのに、
です。

なので、マスターズの賞金は、
必ずしも実力とは関係ありません。

出場する試合によって変化する賞金は、
実力を測るものではありません。

マスターズの賞金と、
日本の試合の賞金を比べること自体、
無理があります。

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真の実力を測るのは世界ランキング

やはり、ゴルフの実力を測るのは、
世界ランキングです。

世界ランキングは、
過去2年間で獲得したポイントの平均値で
順位を出しています。

ポイントは、各試合ごとで異なり、
試合のランクによって決まります。

マスターズのような
メジャーな大会はポイントが高く、
下部大会のように上位の選手が
あまり出場しない大会は、
ポイントが低くなっています。

なので、世界ランキングは
選手の実力を公平に評価しています。

世界ランキングを見ると、
今年からアメリカツアーに参戦し、
下部大会では優勝争いを演じた
久常涼選手が90位です。

ヨーロッパツアーで
何度か優勝争いをしている中島啓太選手が
103位にいます。

徐々にではありますが、
世界で活躍できそうな
若い選手が育っています。

今後の活躍に注目しましょう。

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まとめ

この記事では、
マスターズの賞金が
高くなりすぎている理由について
お伝えしました。

マスターズの賞金が高すぎるのは、
LIVゴルフの影響があります。

LIVゴルフが破格の賞金や契約金で、
トッププレーヤーと契約するため、
選手がLIVに流出しています。

選手を流出させないためには、
アメリカツアーの賞金を上げるしかない。

そんな事情で、
マスターズの賞金も高騰しているのです。

なので、松山選手の21位の賞金が、
日本の優勝賞金より高い。

という状況は、
決して日本選手の実力がない、
ということではありません。

日本人選手の中にも、
世界で活躍する若い選手が
出てきています。

今後の日本選手の活躍に期待しましょう。

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