GPSゴルフナビは、
スコアアップのためにかかせない物です。
ゴルフナビ付きのカートも増えていますが、
自分の位置からの距離の方が
より正確なのはいうまでもありません。
ゴルフナビがないと、
- 距離を間違って、グリーンオンできたショットが乗せられない。
- ドックレッグのホールで突き抜ける
- 入らないと思った池やバンカーに捕まる
などしてスコアをロスしてしまいます。
初めて行ったコースなどではなおさらですね。
でも、ゴルフナビにはたくさんの種類があって
何が一番いいのかわからない人も多いと思います。
この記事では、GPSゴルフナビの種類や選び方について
私なりの見解を述べたいと思います。
最近のGPSナビは精度が良くなっている
まず、GPSナビの種類や選び方についてお伝えする前に
GPSの精度についてお話したいと思います。
10年ほど前のGPSナビは最大10メートルほどの誤差がありました。
はっきりいって、ゴルフナビの距離を
そのまま信用することはできませんでした。
それは、位置を測定するGPS衛星が、
世界中に点在していたからです。
そのため、地球の裏側にあるようなGPS衛星の電波は受信できませんでした。
GPSは受信する衛星の数が少ないと
精度が悪くなります。
ビルや林など電波を遮るものがあると
さらに精度が悪くなります。
衛星の数は数十個あるものの、
場所や時間帯によっても
受信状態にはばらつきがあったのです。
特に、林間コースでは受信しにくく
距離をそのまま信じることはできませんでした。
しかし、今のGPSナビは
みちびきというGPS衛星に対応しています。
みちびきとは簡単にいうと、
日本付近に静止しているGPS衛星です。
24時間日本の真上に静止しているので、
常に精度の高い位置情報を得ることができます。
誤差は約1メートルくらいです。
これなら十分に使える精度ではないでしょうか?
私も、みちびき対応で
1万円台のゴルフナビを使用していますが、
表示する距離を信じても全く問題ありませんでした。
価格が安いから使えない、
という心配はありません。
みちびきに対応のゴルフナビなら、
性能的に心配することはないでしょう。
必要な情報がわかりやすく表示されているナビがおすすめ
今のゴルフナビ値段に関係なく、
±1mくらいの誤差で距離表示してくれます。
私も1万円台のナビを購入しましたが、
かなり正確な距離を表示していると思います。
なので、距離の間違えがなく。
無駄にスコアを崩すことがなくなりました。
ゴルフナビの価格は、
1万円台から6万円台くらいまで
ピンから切りまでありますが
精度的にはどれも使えるレベルです。
では、何をポイントにゴルフナビを選んだらいいのでしょう。
私が思う、おすすめのゴルフナビは、
必要な情報がわかりやすく表示されているものです。
必要な情報とは、
- グリーンのセンターまでの距離
- グリーンの手前までの距離
- グリーンの後ろまでの距離
- バンカーの手前までの距離
- バンカーを越えるの距離
- 池の手前までの距離
- 池を越えるの距離
これくらいの情報は必要かと思います。
グリーンオンさせるには、
グリーンの手前を越える距離は最低必要です。
また、ピンが奧にある場合、
グリーンの奧まで飛ばないクラブを選択する必要があります。
なので、グリーンの手前と奧までの距離は必要です。
あと、トラブルにならないように、
池やバンカーまでの距離が表示されていた方がいいです。
高低差補正機能は必要か?
高低差補正機能とは、
上りや下りの傾斜を含んだ距離を表示してくれる機能です。
通常のゴルフナビは、
単純に目標までに直線距離を表示します。
しかし、上り傾斜の場合、
直線距離より大きめのクラブで打たないと
ショートしてしまいます。
例えば、9番アイアンで120ヤード飛ぶ人は、
上り傾斜の120ヤードを打つには
9番アイアンより大きいクラブで打たないといけません。
9番アイアンで打つとショートします。
それは、傾斜の度合いによって、
何番手大きくしないといけないか
判断が難しいですよね。
でも、高低差補正機能のついたナビなら、
高低差を含んだ機能も表示してくれます。
120ヤードだけど上りを入れて130ヤード、
というように傾斜の分も計算した距離を表示してくれるのです。
アップダウンの激しいコースをラウンドするときは
うれしい機能といえます。
高低差補正機能はあった方が、
よりいいプレーができると思います。
ただ注意しなければいけないのは、
高低差補正機能は競技ゴルフでは使えない
ということです。
ゴルフナビを競技で使用するときは、
高低差補正機能は切っておかないと
最悪失格になることもあります。
そのために、高低差補正機能は、
オフできるようになっている機種があります。
この先、月例競技等に出たいと思っている人は、
競技で使える機種、使えない機種を確認した上で
購入するようにしてください。
スマホタイプか腕時計タイプか
ゴルフナビは大きく分けて
スマホタイプと腕時計タイプに分けられると思います。
スマホタイプは画面が大きく見やすいですが、
使わないときはポケットに入れるので扱いにくいです。
雨の日に使用したり、
慣れていないときは、
うまく使えないかもしれません。
ポケットがいっぱいになって、
ボールやティーが取り出しにくくなる可能性もあります。
ボールやティーを取り出すのに時間がかかると
プレーのリズムが崩れることがあるので注意したいですね。
一方、腕時計タイプは腕に装着するので
ボールやティーを取り出すのに手間取ることはないです。
それに腕に装着されているので、
素早く見ることができるのもメリットです。
しかし、腕時計タイプは画面が小さい
というデメリットもあります。
画面の大きさはスマホタイプの半分以下になるので、
見える情報は限られてきます。
なので、必要な情報を切り替えて見ることになります。
腕時計タイプを選ぶ場合、
情報が見やすく表示されているか
画面を素早く切り替えできるか
ということに注意して選ぶことが大切です。
私が購入した機種
参考までに私が購入した機種をお伝えします。
私が購入したのは、
ザゴルフウォッチのノルムという機種です。
なぜ購入したのかというと、
- 価格が安かった。
- グリーンの手前や奧までの表示がある
- バンカーや池までの距離を表示される
- レイアウト表示で100ヤード、200ヤード先がどの辺なのかがわかる。
- 平坦なコースによく行くので高低差補正機能は不要
などの理由からです。
価格は1万6500円と安いですが、
性能的にはまったく問題ありません。
腕時計タイプなので見にくいかもしれない
という懸念もありましたが、
表示が大きいので問題ありませんでした。
高低差補正機能はついていませんが
比較的平坦なコースをラウンドしているので
さほど問題になりません。
競技ゴルフもやりたいと思っているので、
高低差補正機能は無くてもいいと思って購入しました。
高低差補正機能が欲しいという人は、
上位機種のPREMIUMⅡやA1Ⅱにはついているので
チェックしてみてください。
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ただ、この機種はコースデータが最初から入っておらず
スマートフォンアプリからダウンロードしなければいけない
という面倒くさい機種です。
あと、コースデータを10個までしか保存できないそうです。
なので、いろんなコースをラウンドしたい人は、
あまりおすすめできないかもしれません。
メモリ容量が少ない分、
安くなっているのかもしれないですね。
レーザー距離計は測れないことがある
これまで、GPSゴルフナビについてお伝えしてきましたが、
レーザー距離計についてもお話したいと思います。
レーザー距離計とは、
双眼鏡のような形で、
目標物をのぞきながらボタンを押すと、
目標物までの距離が表示される物です。
レーザー距離計は精度が高く、
誤差数センチレベルで測れるといわれています。
ピンに当てるとピンまでの距離、
グリーンエッジに当てるとグリーンエッジまでの
リアルな距離が測れるのでとても正確です。
2019年のルール改正で、
トーナメントでも距離を測定する装置を使用しても良いことになったので、
プロゴルファーの間でも使用する人が増えているようです。
しかし、レーザー距離計の弱点として、
見えない目標物までの距離は測れない
ということがあります。
例えば、林を超えた向こうの池までの距離は測れません。
知らないコースなら、
存在すらわからないかもしれません。
また、打ち下ろしのホールは、
ティーグラウンドで目標物が隠れてしまうことがあります。
そうなると、目標までの距離がわからなくなります。
この場合、目標が見える位置まで歩いていき、
目標までの距離とティーグラウンドまでの距離を測り、
2つの距離を足し算して距離を測定します。
ちょっと面倒くさいですね。
その点、ゴルフナビなら、
見えない目標物までの距離もわかります。
なので、私個人的には、
レーザー距離計よりGPSを使ったゴルフナビの方がおすすめです。
レーザー距離計は練習場で使用する
レーザー距離計はゴルフ練習場の距離を測定するのに適しています。
飛距離と番手の関係を把握するには、
練習場で距離を測定して把握するのがいいと思います。
ゴルフナビはゴルフコースでしか使用できないので、
練習場の正確な距離を測定することができないからです。
練習場の距離は、
打席によっても変わってきます。
風向きや風の強さによっても距離は変わります。
例えば、フォローの風では9番で130ヤードだけど、
アゲンストの風では110ヤードしか飛ばない
ということもちゃんと距離を測ればわかってきます。
ほとんどの人はコースに行くより練習場の方が多いと思います。
コースでは把握しきれない風の中のデータも
練習場で数多く球を打っていれば
わかるようになります。
なので、レーザー距離計は、
練習場は番手と飛距離の関係を正確に把握するのに
一番適していると思います。
まとめ
ゴルフコースで距離を測定する装置として、
ゴルフナビとレーザー距離計があります。
レーザー距離計は正確だけど、
見えない目標までの距離を測定することができません。
それよりは、多少精度が落ちますが、
ゴルフナビの方をおすすめします。
ゴルフナビなら見えない目標までの距離も表示されますし、
何より、最近のゴルフナビは精度が格段に上がり
誤差1m以内になっているからです。
ゴルフナビを選ぶ上で大切なのは、
必要な情報がわかりやすく表示されているものです。
最低限、
- グリーンの手前と奧までの距離
- バンカーの手前と奧までの距離
- 池までの手前と奧までの距離
は欲しいところです。
使っていて邪魔にならないのは
腕時計タイプのゴルフナビですが
画面が小さいので見にくい可能性もあります。
腕時計タイプで表示が拡大表示されて見やすく、
必要な情報を素早く見ることができるものが
おすすめのゴルフナビです。