飛距離があまり出ない割に、
OBが出たり、林に入れたりする。
そんな理由から、
ドライバーを抜くセッティングを
考える人も多いと思います。
確かに、14本のクラブの中で、
ドライバーだけはティーアップを高くして
打つクラブです。
ドライバーだけ違和感があり、
苦手にしている人も多いと思います。
しかし、
ドライバーは14本のクラブの中で、
最も飛ぶクラブでもあります。
ドライバーを封印することで、
スコアの可能性に
限界を作る可能性もあります。
ドライバーを使わないで、
100を切ることはできるかもしれませんが、
飛距離が出なければ、
それ以上のスコアは望めません。
飛ばない人にとっては、
ドライバーを抜いても、
あまりスコアが
変わらないこともあります。
この記事では、
ドライバーを抜くセッティングにする
弊害についてまとめてみました。
2打で打つことができる距離は?
ドライバーを抜くセッティングを
検討している人は、
2打で打つことができる距離を
考えてみましょう。
2打で打てる距離が長いほど、
パーオンできるホールは増えます。
例えば、ドライバーで200ヤード飛ばし、
セカンドFWで180ヤード飛ばせれば、
380ヤードになります。
この場合、2オンできる限界が、
380ヤードになります。
つまり、380ヤードより長いパー4は、
パーオンは無理ということになります。
FWでミスが多くて飛ばせない、
曲がるので使えない、
UTしか使えない、
という人はさらに短くなります。
2打で打てる距離が短くなれば、
パーオンできる可能性も少なくなります。
ここで、
ティーショットでドライバーを抜くと、
2打で届く距離がさらに短くなり、
パーオンできるホールも、
どんどん少なくなります。
ティーショットが180ヤードくらいだと、
300ヤード台前半のホールでも、
パーオンが難しくなります。
あなたのプレーするコースが、
360ヤード以上のホールばかりだと、
パーオンはほとんどできなくなります。
パーオンできないと、
バーディーはほぼ取れなくなり、
パーがやっとのゴルフになるでしょう。
100を切るなら、
ボギーでも大丈夫ですが、
80台、70台を狙うには、
パーを取っていく必要があります。
なので、80台以上を目指すには
かなり苦しくなります。
ドライバーを抜くことで、
ティーショットのミスは
減るかもしれませんが、
パーオン率も下がる可能性があります。
ドライバーを抜くセッティングを考える上で、
狙うスコアと飛距離の限界を
知っておくことも大切です。
白ティーからの平均は340ヤード
ドライバーを抜くことを考える前に、
コースの平均的な距離を
考えてみましょう。
例えば、
白ティーの平均的なコース距離は、
6200ヤードくらいです。
この数値を18で割ると、
340ヤードちょっとです。
レディースティーの平均は、
5200ヤード。
18で割ると290ヤード弱になります。
男性の場合は340ヤード、
女性の場合は290ヤード。
これが平均的なパー4になります。
このパー4でパーオンできないと、
ほとんどのホールで
パーオンできなくなります。
例えば、340ヤードのホールで、
ティーショットが
180ヤードしか飛ばなければ、
セカンドで160ヤード残ります。
ユーティリティーを
使うくらいの距離ですね。
つまり、
パーオンを増やすためには、
ユーティリティーでグリーンに乗せる
スキルが必要になります。
340ヤードより長いホールもありますから、
セカンドでFWを使ったり、
それでも届かないホールも出てきます。
しかし、
ドライバーで200ヤード飛ばせれば、
140ヤード残りです。
アイアンでグリーンを
狙えるかもしれません。
白ティーから400ヤード以上のホールは
あまりないですから、
セカンドで届かないホールも
あまり無くなります。
この差は結構大きいと思います。
確かに、
ドライバーを抜くセッティングにして、
ティーショットが安定して、
スコアが良くなるかもしれません。
しかし、飛ばない人にとっては、
スコア的に限界があるのがわかります。
パーオンを諦め、ボギーオンばかりだと、
良くても80台後半のスコアしか
出ないのではないでしょうか?
飛ばない人にとっては、
スコアに限界があります。
70台を出すなら、
パーオン率は50%、80台なら30%です。
なので、飛距離が出なくて、
70台を目指すゴルファーは、
ドライバーは封印するのではなく、
練習しておく必要はあると思います。
200ヤード以上飛ばせるか?
ドライバーを抜くセッティングにして、
90台のスコアは出せると思います。
ティーショットが
180ヤードくらいになっても、
ほとんどのホールで
ボギーオンはできます。
しかし、80台、70台を出すためには、
パーオンが必要です。
そのためには、ドライバー以外で、
200ヤード以上飛ばせるクラブが
必要になると思います。
レディースティーからプレーする場合は、
170ヤードくらいです。
男性なら200ヤード、
女性なら170ヤードを安定して飛ばせると、
多くのホールでパーオンが狙えます。
パーオンが狙えず、
ボギーオンを余儀なくされる。
というホールばかりだと、
ゴルフが楽しくありませんし、
ストレスもたまると思います。
なので、
ドライバーを抜く
セッティングを考える上で、
ドライバー以外で200ヤード飛ばせる、
という基準で考えてみてください。
まとめ
この記事では、
ドライバーを抜くセッティングにすることで、
起こる弊害についてお伝えしました。
ドライバーを使わないことで、
ティーショットは安定するかもしれませんが、
ティーショットの飛距離が出ず、
パーオンできないホールも出てきます。
飛ばない人にとっては、
ほとんどパーオンできず、
ストレスがたまるかもしれません。
ドライバーを使わないで、
90台は出るかもしれませんが、
80台、70台を狙うなら、
パーオンできるホールを
増やす必要があります。
そのためには、
ドライバー以外のクラブで、
十分な飛距離を出す必要があります。
白ティーからなら200ヤード
レディースティーからなら170ヤード
ドライバー以外で、
これくらい飛ばせるクラブがあれば、
80台、70台を目指せるでしょう。
しかし、それ以上飛ばない人は、
かなり苦しいと思います。
ドライバーを抜くかどうか、
判断するときの参考にしてください。