冬のゴルフで難しいショットの一つに、
アプローチがあります。
冬芝のアプローチは、
ザックリしやすく、
ボールがまったく飛ばなくなる
こともあります。
すぐそこのグリーンに、
乗せることすらできなかった、
という経験をした人も多いでしょう。
80台が出るくらい上手い人でも、
冬芝のアプローチで
ザックリすることがあるようです。
でも、そんな状況でも、
チッパーを使えば楽勝です。
はっきり言って、
18ホールで5打は良くなります。
- ダフリ、トップが怖い
- アプローチで寄せワンができない
という人は、
スコアアップ間違えなしです。
私はチッパーを使い始めて
3回目のラウンドですが、
練習はほとんどしていないにも関わらず
いままで寄せられなかったアプローチで
寄せワンが取れるようになりました。
その嬉しさは計り知れません。
やはり、チッパーはパターと同じ感覚で
打てるのが大きいと思います。
チッパーを使えば、
グリーンに乗らないことはまずない。
同じホールで、アプローチを
2回も3回もすることはないのです。
冬芝のアプローチは、
チッパーが最強です。
この記事では、
冬芝のアプローチはチッパーが最強
な理由についてまとめてみました。
冬芝はなぜ難しいのか?
冬芝はなぜ難しいのかというと、
ボールと地面の間にすき間がないからです。
暖かい時期なら、
芝が元気なので、
ボールを持ち上げてくれます。
そのため、フェアウェイでも、
ボールと地面の間にすき間ができます。
なので、少しくらいダフっても、
飛距離があまり落ちません。
練習場のマットに近い状態なので、
打ちやすいです。
冬芝の場合は、芝が枯れてしまって、
ボールを持ち上げる力が
なくなってしまいます。
なので、少しでもダフると、
飛ばなくなります。
バンカーのような、
砂の上から打つイメージに
近いと思います。
特に、アプローチのような、
力加減が必要なショットだと、
ちょっとダフると、
まったく飛ばなくなります。
なので、かなり上級者でも、
冬芝のアプローチで、
ザックリする人は多いです。
チッパーとは
チッパーとは、
ヘッドの形がパターのような形を
したクラブです。
パターのような形だけど、
ロフト角がついていて、
ボールを上げることができます。
ロフト角は40°前後
8~9番アイアンに近いと思います。
ピッチエンドラン、
またはランニングアプローチを
する時に有効です。
パターと同じように打てるので、
ダフリやトップの心配が無くなります。
つまり、チッパーは、
アプローチが苦手な人のために作られた、
お助けクラブです。
しかし、最近では、
ロフト角55°(SWに近い)という、
ピッチショットに対応した
チッパーもあります。
55°なら、
ふわっと上げるアプローチも可能です。
しかし、
アプローチ専用に作られたクラブなので、
プロの使用率は極めて少ないです。
他のクラブとの違い
チッパーと他のクラブでは何が違うのか?
最も大きく違うのは、ライ角です。
ライ角とは、正しくアドレスしたときにできる、
シャフトと地面の角度になります。
ライ角が大きい程、
ボールに近く(アップライト)
構えやすくなります。
アップライトに構えるほど、
ダフリのミスは少なくなります。
クラブを短く持って、
ボールの近くにアドレスすれば、
スイングは縦振りになって、
クラブヘッドが上から入りやすいからです。
アプローチは
アップライトに構えた方が、
圧倒的にやさしくなります。
しかし、
ライ角が小さい(フラット)クラブを、
無理やり短く持って、
アップライトに構えても、
クラブフェースは右を向きます。
さらに、
スイートスポットで打てないので、
転がりがバラバラになります。
ウェッジやユーティリティーを
無理やり短く持つと、
ダフリのミスは少なくなりますが、
ボールの転がりが計算できないため、
寄せることが難しいのです。
グリーンに乗せるだけなら簡単ですが、
ウェッジや
ユーティリティーのアプローチは、
練習していないと、
なかなか難しいと思います。
一方、チッパーのライ角は、
パターに近く70°くらいです。
ユーティリティーは60°くらい。
ウェッジは63°くらいになります。
ちなみに、パターは70°以上
80°以上のライ角のクラブは
ルールで認められていないようです。
それは、ライ角が大きくなるほど、
方向性が良くなる。
ということを示していると思います。
アップライトに構えた方が、
方向性は圧倒的によくなります。
チッパーは、パターに近いライ角です。
なので、
スイートスポットでボールを捕えやすく、
方向性も良くなります。
さすが、アプローチ専用に
作られているだけあります。
なかなか寄せワンが取れない人でも、
パターの距離感があれば、
チッパーで寄せワンが狙えます。
ここからは、
チッパーが冬芝のアプローチに、
最適な理由についてお伝えします。
ザックリしない
まず、パターでザックリする人は、
あまりいないと思います。
アプローチでパターを使うのは、
最も安全な手段と言えます。
初心者がアプローチするとき、
パターを使えないかをまず考えるべきです。
上手く打てないのに
カラーからウェッジを使うのは、
無駄にスコアを崩すだけです。
ウェッジのアプローチは、
ザックリすると、
大きくショートします。
それを嫌がると、
トップして、グリーンの向こうまで、
飛んでしまいます。
アプローチの苦手な人は、
できる限りウェッジのアプローチはしたくない、
と思っているはずです。
距離が短くなるほど、
振り幅を小さくするため、
ダフるとまったく飛ばないからです。
反射的にボールに当てようとすると、
トップになったりシャンクしたり、
スコアを崩してしまいます。
芝が元気なうちは、
ダフってもうまくいくかもしれません。
しかし、冬芝のアプローチは、
ちょっとダフるだけで大失敗になります。
練習では上手く打てる
何回やっても大丈夫
でも、本番ではザックリしてしまう
これが冬芝のアプローチです。
でも、チッパーなら、
パターに近い形状をしているため、
ザックリすることは考えられません。
ランニングアプローチなので、
トップしても
あまり大けがにはなりません。
ダフリやトップを気にしなくていいので、
強さに集中できます。
ダフリを嫌がって、
必要以上に強く打つこともありません。
なので、パターと同じように、
距離感に集中できるのです。
フェアウェイから転がせる
冬芝でチッパー最強な理由は、
フェアウェイでも
グリーンと同じ転がりをすることです。
そのため、落とし場所を
グリーンにする必要がありません。
フェアウェイでも芝に食われず、
グリーンに近い転がりをします。
30ヤードのアプローチなら、
パターで30ヤード転がすつもりで打てば、
大きくずれることはありません。
距離が50ヤードあっても、
グリーンの手前がフェアウェイなら、
50ヤードのパターを
打つつもりで打てば良いです。
50ヤードのパターはあまりありませんが、
25ヤードの2倍くらいの強さで打てば
いいかと思います。
とりあえず、
グリーンに乗れば上等です。
芝が青くなる時期だと、
フェアウェイの抵抗が大きくて、
止まってしまうことも
あるかもしれません。
でも、冬芝なら、抵抗がないので、
ゴロゴロ転がって、
グリーンに乗ってくれます。
ラフや、芝が薄くなっていて、
ミスしやすい状況でも、
手前から転がせるなら、
チッパーで転がすことができます。
ウェッジならザックリが怖くても、
チッパーならとりあえず
グリーンに乗せることができます。
アプローチで悩んでいる人には、
是非試して欲しいです。
パターと同じ距離感で打てる
チッパーのいいところは、
パターに近い距離感で打てるところです。
材質がパターと同じだからでしょうか?
アイアンで転がすと、
番手ごとに反発力が違います。
さらに、スイートスポットが狭いので、
距離感がばらつきやすい。
ユーティリティだと、
反発力が強すぎて、
これも距離感が難しいです。
でも、チッパーなら
パターと同じ距離感で寄せられます。
20ヤードのアプローチは、20ヤードのパターを打つつもりで
30ヤードなら30ヤードのパターを打つつもりで
これなら、
距離感が出しやすいと思います。
冬芝の場合は、
フェアウェイでも
グリーンと同じように転がります。
なので、グリーン手前がフェアウェイなら、
50ヤードくらいまでは、
寄せられます。
グリーンが大きくなったようなものです。
冬芝では、
落とし場所を考えず打てるので、
本当にチッパーがおすすめです。
まとめ
この記事では、冬芝のアプローチは、
チッパーが最強な理由について
お伝えしました。
冬の枯れた芝では、
ボールと地面の間に隙間がないため、
ザックリしやすいのが難しいところです。
しかし、芝の抵抗が少ないため、
フェアウェイでも
ボールが転がりやすいです。
なので、チッパーを使えば、
グリーンに落とし場所を気にせず、
パターと同じように
寄せることができます。
グリーンから遠い状況でも、
フェアウェイから転がすつもりで打てば、
1ピンくらいに寄ったりします。
最近では、オデッセイやピンなど、
有名なメーカーでも、
チッパーを販売しているようです。
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チッパーを使うと
アプローチ下手がばれてしまう、
という人も多いと思います。
でも、ゴルフは上がってなんぼ。
アプローチが寄せられなければ、
何もなりません。
アプローチが苦手な人は、
是非試してみて欲しいです。