グリーン周りのアプローチ、
毎日練習しているのに、
本番でチャックリ。
そんな悩みを持つ人も多いと思います。
本番になると、
どうしてもボールに当てたくなりますよね。
でも、当てようとすればするほど、
ダフりやトップがひどくなります。
当たるかどうかの不安から、
本能的に手が先に動いてしまうからです。
しかし、ちょっと考え方を変えれば、
あなたも寄せワンや
チップインが狙えるかもしれません。
この記事では、
グリーン周りのアプローチで、
失敗が少なく、寄せワンが狙える
アプローチの方法について
まとめてみました。
ランニングアプローチが最適
アプローチで寄せるには、
ランニングアプローチが最適です。
アマチュアのほとんどは、
アプローチといえば、
52度や56度などの
ウェッジを使うと思います。
練習量の多いプロなら、
それでも寄せられます。
でも、アプローチで
ロフトの大きいクラブを使うと、
距離感が難しくなります。
スピンがかかり過ぎたり、
かからなかったりして、
うまく寄せられないのです。
しかも、ダフったら飛ばないし、
それを怖がると、
トップして、大オーバーです。
上手く当たっても寄せにくいし、
失敗した時のリスクも大きいのが、
ウェッジでのアプローチです。
それに対して、ランニングアプローチは、
失敗が少ないアプローチです。
ダフッてもトップしても、
それなりに寄せられる。
ロフトが少ないクラブだと、
ダフッてもそこそこ
飛んでくれるからです。
しかも、落とし場所が凄く近いので、
距離感も合わせやすくなります。
例えば、
ウェッジなら10ヤードキャリーに対して、
9Iなら5ヤードくらい、
7Iなら3ヤードくらいです。
これなら、振り幅も小さくなって、
ミスも減らせそうですね。
なので、グリーン周りで、
転がせるアプローチは、
9Iなどで打った方が簡単です。
しかも、ランニングアプローチは、
始めからスピンがかからないので、
転がりも安定しています。
パターのように転がるので、
チップインも期待できます。
失敗が少なく、
寄せワンやチップインが期待できる、
これがランニングアプローチの特徴です。
落とし場所はカラーを超えたところ
ランニングアプローチの落とし場所は、
カラーを少し超えたところです。
なので、数ヤード飛ばして、
あとは転がしです。
カラーからカップまでが
近ければ短いクラブを、
遠ければ長いクラブを使って、
距離をコントロールします。
距離感はクラブにおまかせ、
という訳です。
クラブ選択は、
ボールから落とし場所までの距離と、
落とし場所からカップまでの
距離の比率で決めます。
SWなら、1:1
PWなら、1:2
9Iなら、1:3
8Iなら、1:4
7Iなら、1:5
6Iなら、1:6
5Iなら、1:7
となります。
例えば、落とし場所まで3ヤードなら、
落とし場所からカップまでの距離は、
SWなら、3ヤード(全長6ヤード)
PWなら、6ヤード(全長9ヤード)
9Iなら、9ヤード(全長12ヤード)
8Iなら、12ヤード(全長15ヤード)
7Iなら、15ヤード(全長18ヤード)
5Iなら、18ヤード(全長21ヤード)
5Iなら、21ヤード(全長24ヤード)
となります。
20ヤード以上のアプローチでも、
5番アイアンで転がせば、
距離を合わせやすくなります。
ただし、この比率は、
グリーンの速さによって、
変わります。
また、上りや下りの傾斜によっても、
変わります。
グリーンが速ければ小さめのクラブに、
グリーンが遅ければ大きめのクラブに、
クラブ選択する必要があります。
なので、グリーンの速さに応じて、
クラブ選択も変えることが大切です。
例えば、比率が1:3だけど、
下りなのでPWを使おう、
という具合です。
このことを知っていれば、
数ヤード先に落とす練習だけです。
9Iで3ヤード先に落とすには、
どれくらいの強さで打ったらいいか。
7Iならどれくらいだろう。
という強さ加減だけがわかれば、
本番でも寄せられます。
これなら、自宅でも練習できますね。
強く打ち過ぎないこと
ランニングアプローチで失敗しやすいのは、
強く打ち過ぎてしまうことです。
大きなクラブを使うので、
思ったより飛んでしまうことがあります。
ウェッジの強さで打ったら、
大オーバーしてしまいます。
ランニングアプローチは、
ダフってもある程度の距離に寄ります。
なので、力を入れ過ぎないで、
打つことが大切です。
自宅でもできるので、
ランニングアプローチのタッチを、
練習しておきましょう。
クラブを短く持つ
グリーン周りでも、
カラーからカップまで距離が短い時は、
SWやAWを使う必要があります。
ロフトのあるクラブは、
ダフりやトップが怖いです。
そんな時は、
クラブを短く持つことをおすすめします。
短く持つほど、
ダブりにくくなるからです。
クラブのシャフトに触れるくらい、
短く持つことをおすすめします。
短く持つ分、
ボールの位置も近くにします。
そうすると、クラブのヒールが浮き、
ソールと地面の接地部分が
小さくなります。
このように構えることで、
ダフりのリスクを
最小限に抑えることができます。
ただし、ヒールを浮かせることで、
クラブフェースが右を向きます。
その分、
少しかぶせ気味に構えることが大切です。
ウェッジに限らず、
アプローチは長く持つと、
強くなりやすいです。
クラブを短く持てば、
ボールが飛ばなくなり
距離感も合わせやすくなります。
強く打ちすぎることを防ぐ意味でも、
クラブは短く持つことをおすすめします。
まとめ
この記事では、
失敗が少なく、寄せワンが狙える
グリーン周りのアプローチの方法
についてお伝えしました。
アプローチは、
ロフトが立ったクラブほど、
失敗が少なくなります。
なので、転がせる状況なら、
ランニングアプローチが
簡単に寄せられます。
- 落とし場所はカラーを超えたところ
- ボールから落とし場所と落とし場所からカップまでの距離の比率でクラブを選択する
この2つの決まり事を守ることで、
寄せワンの確率がアップします。
アイアンを使って、
数ヤード先に落とすだけなので、
比較的簡単だと思います。
アプローチが苦手な人は、
試してみてください。